参話『真打』
PC1:“くろぐつな”藍畑 相馬(キャラシート)PL:闇猫
PC2:“天之加久矢”白槻 椿(キャラシート)PL:月見鳥
PC3:“献身的な亡霊庭師”青陽(キャラシート)PL:ミハエル
PC4:“青行灯”青行灯(キャラシート)PL:みはし
GM:雷鳥
メインログ|雑談ログ
関連セッション
弐話 『二ツ目』
目次
プリプレイ
Tekey:「雷鳥」がログインしました。
Tekey:「闇猫」がログインしました。
Tekey:「みはし」がログインしました。
Tekey:「ミハエル」がログインしました。
Tekey:「月見鳥」がログインしました。
Tekey:「雷鳥」がログインしました。
GM:ハアハアハア 熱くない!?(25度)
GM:ということで梅雨前の猛暑の中やっていきます。
GM:先ずは自己紹介から。
GM:HO逆順!
GM:成長後のキャラシを張って自己を紹介してね。
青行灯:はーい
青行灯:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEYzpzorAQM
青行灯:「暑い夏にはバーベキューが格別だと思っている、炎を纏う妖怪”青行灯”たぁ俺のことだ」
青行灯:「そしてダブルクロスというタイトルでありながら基本的に描かれることのない”裏切者”の烙印をもらい受けた」
青行灯:「詳細は2話を見てくれ」
青行灯:「ということで簡単な成長報告をするよ」
GM:http://laichou1d6.html.xdomain.jp/Re002_main.html
GM:(二話)
青行灯:成長は凍てつく刃の取得と自分の命中の不安定さの除去。
青行灯:白槻さんにこれまで助けられっぱなしだからね。多少は負担を軽減できるはずさ。
青行灯:だから必要なら頼ってくれよな!
青行灯:裏切者だけど。
青行灯:以上!
GM:はーい、よろしくね。
GM:HOはこちら。
HO4
”事務局長” 有益/警戒
”福猫飯店”、そして図書館警察。京都中の情報が表裏集まるその場所で、あなたは一員として招かれた。先ず初めに言い渡された指令は、”青陽”の抹殺であった。
青行灯:「踏み絵という事だな」
GM:できるかな~
青行灯:「……」
GM:では次。
GM:PC3!
青陽:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY1OiAoAQM
青陽:「青陽だ。ただの青陽。それ以上でもそれ以下でもない。」
青陽:「…ああ、まだ生きているよ。皮肉なものだ」
青陽:青陽です。記憶の無い幽霊です。幽霊であるかどうかすら若干怪しいです。
青陽:正体もよくわかってません。
青陽:確かなのは周辺に「庭師募集」の張り紙をしておくと勝手に庭木が手入れされたり掃除洗濯がされていることくらいです。
青陽:基本無報酬ですが最近は人が視認できるようになったらしくよく施されてます、報酬とも言う。
青陽:あと、春を集めているらしいです、何なのかはわかりません。誰にも。
青陽:本来夏が来ると死ぬ生き物らしいです。だから前回遺書を書く必要があったんですね(メガトン青陽)
青陽:性能
青陽:エンジェルハイロゥのピュアブリードです
青陽:ミスディレクションを新規に取得しフラッシュゲイズを取れる最大まで取りました。そろそろ侵蝕的にもまずいかもしれない。
青陽:何とかこれらを駆使して…俺はなんで生存意欲を見せているんだ…?
青陽:という感じです、よろしくお願いします!
GM:よろしくお願いします。生きろ。
GM:HOはこちら!
HO3
雲雷 友人/友人
梅雨前。猛暑が京の街を襲い、あなたは消失するはずだった。あの日交わした手紙か、言葉か。
”雲雷”の手に引かれ、夏を満喫する。
あなたは生きている。
――――生かされている。
青陽:……ああ………
GM:生きろ。
GM:では次!
GM:PC2!
白槻 椿:はいはい
白槻 椿:http://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY_reJsgQM
白槻 椿:「夏は嫌いじゃないね。うだるような暑さも、照りつける陽も、立ち上る陽炎も」
白槻 椿:「やあ。お家騒動がようやっと一段落した、白槻椿だ」
白槻 椿:という訳で白槻家の仕事と暴夜書房の仕事で忙しない日々だ。
白槻 椿:前回からの成長点はふたつ。
白槻 椿:サイドリールを取得した、これで達成値とダメージの底上げ。
白槻 椿:もうひとつは砂の結界。今回はどうやら込み入った話になりそうだからね、持っていて損はないだろう。
白槻 椿:相手の達成値が低ければバフで避けることもあるかな、多分。
白槻 椿:という感じかな、今回もよろしく頼むよ。
GM:はーい、よろしくお願いします。
GM:HOはこれ!
HO2
シナリオロイス:“赤灯篭” 興味/討伐
”青行灯”が裏切り者(ダブルクロス)となった。”暴夜書房”は彼に対して捕縛命令を下す。
樋口によれば、彼は小津の手引きでFHである福猫飯店へ潜ったと言うが...
白槻 椿:まったく、彼は何を考えてるのやら
GM:ね~
GM:ではPC1!最後!
藍畑 相馬:へーい
藍畑 相馬:https://character-sheets.appspot.com/dx3/edit.html?key=ahVzfmNoYXJhY3Rlci1zaGVldHMtbXByFwsSDUNoYXJhY3RlckRhdGEY3uiAoAQM
藍畑 相馬:「夏か………京都って盆地だからまじで暑いんだよな…」
藍畑 相馬:「何事もなくすごせりゃいいのになあ…」
藍畑 相馬:前回で若干のやけっぱち感が出てきました、藍畑です
藍畑 相馬:いい性格をしてることは間違いないのでどっかでスイッチが入ったら面倒なことになるかもしれない
藍畑 相馬:性能はヨトゥンで完全獣化するウロエグですよ
藍畑 相馬:成長はもう戻れない今までの日常にメモリーを取得しました、安定して生活していこうね
藍畑 相馬:あとは骨の剣が最大レベルになって、技能値がいろいろ追加されたくらいです
藍畑 相馬:そろそろ椿さん以外をぶん殴る必要性がある気がしてきています
藍畑 相馬:よろしくお願いします~
GM:お願いします!
GM:HOはこちら。
HO1
シナリオロイス:雲雷 警戒/不審
弁天との問答の後、青陽が行方不明となる。洛中を探し回り、”暴夜書房”の人手総出で探しても
見つからなかった。梅雨入り前の初夏の陽気。陽炎の中、少女と鴨川に消える青陽の姿を見る。
―――――まるで、入水でもするような。
藍畑 相馬:あいつ………
藍畑 相馬:殴っていいか…?
GM:GMは許可する
藍畑 相馬:怒りそう~
藍畑 相馬:頑張ります
GM:最後にトレーラーを読み上げて開始していきます。
GM:よろしくお願いします!
さァさいよいよ真打の登場だ、狂瀾怒濤天網恢々
げに恐ろしきは至高天(マテリアル)、命を喰らわん結晶体。京の街に猛暑が暮れば異化共は声を上げ
(ノイズ)
――――――――――――――――――――――――
(ハウリング)
夏。それは別れの季節。
夏。それは忘却の季節。
夏。それは■■の季節。
入道雲の果て。海を駆ける鳥類。
無限に広がる創造性。自由研究。
枯れ落ちる向日葵。萎む朝顔。
冷えた炭酸水。西瓜。氷菓子。
置いていかないで、と声がした。
夏が来る。
貴方に会いにいく夏が来る。
ダブルクロス The 3rd Edition
『Spheniscidae highway』
夕闇の奥で、私は待っている。
OP1
GM:OP1
GM:シーンプレイヤーは青行灯さん。
GM:他登場不可。
GM:登場侵蝕をお願いします。
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 3)増加 (33 → 36)
小津:「....で?」
小津:「ほんとにこっちに来て、一体全体何がしたいって言うんですかね」
GM:京都の路地。初夏の日差しが照り付ける。
”青行灯”:「ド直球に聞くじゃないか」
”青行灯”:路地の蟻を転がしながら少女が小津を見上げる。
小津:「そら手土産は必要ですから」
”青行灯”:「なるほど、やりたいことに合わせて……か」
”青行灯”:「前に言ったかは覚えていないが俺のやりたいことは物語の全貌の把握だ……って誤魔化し方はしない方がいいか」
小津:「直球の方が伝わることも多いですよ?」
”青行灯”:「……はぁ」
”青行灯”:「福猫飯店の調査」
小津:「うわあいきなり深部ですか」
小津:「そっち(FH)でいうセントラルドグマですよ」
”青行灯”:「むぅ……」顔をしかめる
”青行灯”:「小津、お前の力でもそこまでは手を出し辛いのか?」
小津:「ええまあ....」
小津:「命がいくつか足りないですね」
”青行灯”:「だよなぁ……」蟻の巣に水を注ぐ
”青行灯”:「深くに潜れば潜るほどに帰ってきづらい。どこまで命を投げうてるか……」
小津:「......」
”青行灯”:「でも知らなきゃいけないんだよ」
”青行灯”:「これまでの事件にどこまで絡んでいてどこまで関与していなのか。それがわからなきゃ道しるべの無い森を歩いている様なもんだ」
小津:「危なっかしいんだが聡明なんだか」
小津:「その意図、藍畑さんには言いました?」
”青行灯”:「言ったら止められるだろう?」
小津:「性格悪いなあ」
”青行灯”:「おたがい様だ」
”青行灯”:「それに藍畑相馬がマテリアルを3つ適合させているとするならUGN側も本気を出して保護してくれるやもしれんし」
小津:「.......どうだか」
”青行灯”:「そうじゃなくても白槻が鍛えてくれるならあまり俺がいる意味もないだろう」
小津:「前回の一件からして、抹殺しに来るかもしれませんよ」
小津:「それは面白くない」
小津:「そんでもってあんたが物語から居なくなるのも、面白くない」
小津:「.....我儘なんでね」笑う。
”青行灯”:「言っておくが俺は死ぬ気なんてさらさら無いからな」
小津:「ではどうすると」
小津:「爆破でもします?」目の前の建物を指して。
”青行灯”:「穏便にやるさ。自分を売り込むのは得意なんだ」
小津:「それでは参りましょうか」
GM:眼前に聳えるは煉瓦造りの倉庫。
GM:その建物の奥のハッチを開けて、螺旋階段を降り、鋼鉄のドアのナンバーロックを開く。
GM:欄干を伝い、地下通路を歩む。隅には蜘蛛の巣。
GM:『関係者以外立入禁止』
GM:書き殴られたメモが張り付けられた扉の前。
小津:「...入りますよ?」
”青行灯”:「……あぁ、何時でもいいぞ」
小津:ガチャリ。
小津:「おこんばんは!」
GM:開けば恐ろしく高い天井。広い空間。
GM:壁面に書籍が並び、正面には巨大なモニター。
GM:椅子に足を組んで鎮座する男と。
立鴉:「...お前は」
立鴉:「...........」睨む。
”青行灯”:「(絶句)」
立鴉:「何を惚けている」
立鴉:「おれもお前と”同じ”だ」
”青行灯”:「”同じ”……?」
立鴉:「自分の頭で考えろ」
立鴉:「....脳無しだったか?」
”青行灯”:「な!?……てめぇ後で覚えてろよ(小声)」
立鴉:にやりと笑い、本の海に消える。
小津:「どーもどーも、こちらが例の新入りです」
小津:「”事務局長”」
”青行灯”:あのクソ鴉を上として崇めることにならなくてよかった。
”青行灯”:改めて”事務局長”と呼ばれた方を見やる。
”事務局長”:「.....名前は」学ランに腕章。整った顔立ち。
”青行灯”:「……”青行灯”と申します。お初にお目にかかります、”事務局長”殿」恭しく頭を下げる
”事務局長”:「悪くないシンドロームだ」
”事務局長”:「燃焼と刀匠。それに....」
”事務局長”:「...........」
”青行灯”:「……?」
”事務局長”:「彼はどこで?」
小津:「暴夜書房の方から」
”事務局長”:「...また樋口か」苦々しい顔。
”事務局長”:「まあいい。歓迎するよ」
”青行灯”:「ありがたきお言葉、精々力を尽くさせていただきたく思います」
”事務局長”:「早速だが仕事を頼みたい」
”事務局長”:「請けてくれるかな」
”青行灯”:「なんなりと」
”事務局長”:「”青陽”」
”事務局長”:「彼を消して欲しい」
”青行灯”:「……はい?」耳を疑い聞き返す
”事務局長”:「”暴夜書房”の青陽。知っているだろう?」
”事務局長”:「行動を共にしていたのだから」
”青行灯”:「……(しらを切ろうと思ったが、既に把握済みか)」
”青行灯”:「これはあくまで確認なのですが、なぜ彼を?」
”事務局長”:「彼が生存している、その概念自体が不味い」
”青行灯”:「概、念?」
”事務局長”:「桜は散る。春はすべからく去る」
”事務局長”:「....じき夏が来る。春は終わりだ」
”青行灯”:「故に春の存在たるRBを屠ると……」
”事務局長”:「悪くない初仕事だ」
”事務局長”:「...出来るだろう?此処に来るというのはそういう事だ」
”青行灯”:「……えぇ、精一杯やりましょう。しかし少々のお時間をください」
”事務局長”:「.....行くといい」
”事務局長”:椅子を返す。モニタを見て、指示を出し始めた。
”青行灯”:「……失礼します」
”青行灯”:その無防備な背中をチラリと見、踵を返す
”青行灯”:(今は、時じゃない)
”青行灯”:深く息を吸いその部屋を後にした。
”事務局長”:「.....恐ろしいな」
”事務局長”:「恐ろしくて目も離せない」
”事務局長”:「やれるな」
”赤灯篭”:どん、と
”赤灯篭”:天井から落ちる音。
”赤灯篭”:黒づくめの顔に、白目が動く。
”赤灯篭”:ずるずる灯篭を引き摺って。
”赤灯篭”:”青行灯”の後を追った。
GM:シーンカット。ロイスの取得が可能です。
”青行灯”:こっわ!!
”青行灯”:シナリオロイスの”事務局長” 好奇心/●警戒 を取るよ
GM:はーい。では次。
OP2
GM:OP2
GM:シーンプレイヤーは白槻さん。
GM:他登場不可。登場侵蝕をお願いします。
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を1D10(→ 8)増加 (32 → 40)
GM:京都、糺の森。
GM:暑さから逃げる様に、木々の合間を縫って人々が涼む。
GM:手押し車に古本。高下駄に和服の男。
GM:”暴夜書房”。
GM:京都における異化した人々の寄り合いである。
樋口:「...お。いたいた」
樋口:「薦めたかった古本が入ったところだ」
白槻 椿:「おや、樋口か。キミの方から来てくれるとは」
白槻 椿:「丁度、私も会いに行こうかと考えていたところさ」
樋口:「そちらは立て込んだ一件が済んだようだからね」
樋口:「憑き物が落ちた顔をしている」
白槻 椿:「さて、落ちたと言うか、預けてきたと言うか」
白槻 椿:「まあ、軽くなったことに間違いはないね」
樋口:「うむ。」
白槻 椿:紫陽花柄の団扇を片手に、木陰でゆっくりと扇いでいる。
樋口:ラムネを手渡す。
白槻 椿:「気が利くじゃないか」
樋口:「冷やして置いた。旨いぞ」
白槻 椿:空いている片手で受け取り、口を付ける。
樋口:「仕事が片付いて早速で申し訳ないが...」
白槻 椿:「……うん。普段こういったのは飲まないが、悪くない」
樋口:「小銭も稼いでいるよ。樋口印の瓶ラムネ。どうかな」
白槻 椿:「いいんじゃないか、夏の風物詩として。瓶なところも味がある」カラン、と中のガラス玉を転がす。
樋口:「...趣味の話は一旦区切って」
樋口:「例のマテリアルについてだ」
白槻 椿:「……私もその話がしたくてね」
白槻 椿:「まあ気になっているのは、マテリアルの方よりは藍畑くんの方だが」
樋口:「なにか懸案が?」
白槻 椿:「アレはひとつでも相当の力を持つ代物だろう?」
白槻 椿:「その内のひとつを彼は飲み込んだ」
樋口:「なにせ脊髄だ。彼らの中でも占める割合は大きい」
白槻 椿:「仮に適合したとして。力を引き出せていないのか、影響のある力ではないのかは兎も角」
白槻 椿:「彼に今のところ変化は見られない」
白槻 椿:「そして先日、立て続けに左目・左腕を飲み込んだ、しかしそれでも変化は無し」
樋口:「.......」思案するように顔に手を当てる。
樋口:「妙な噂も立っている。いやはや...」
白槻 椿:「あれ程のもの、影響がないなんて有り得るのか?ということだね」
樋口:「彼本人に何かあるのか。マテリアル側に何かあるのか」
樋口:「あぁ、そうさな」
樋口:「”青行灯”、いただろう」
白槻 椿:「ああ、彼が後者のふたつを飲ませた張本人だからね」やれやれといった表情で。
樋口:「裏切った」
白槻 椿:「ほう、それはそれは」
樋口:「上の方から流石に放っておけないと言われてしまってね」
樋口:「捕縛命令だ。捕まえて転がしてきなさい」
白槻 椿:「ふぅん…」少し考えて。
白槻 椿:「裏切った、と明確に言うからには…”福猫飯店”にでも渡ったかい?」
白槻 椿:「それとも更に何かやらかしたか」
樋口:「福猫飯店の中のそうだな...部署と呼べばいいか」
樋口:「図書館警察」
白槻 椿:「聞いたことがないね、どういう部署だい?」
樋口:「元は京都の図書館の返却調査の為の部署だった」
樋口:「....延滞というやつだ。私もそうだ」
樋口:「それが気付けば暗部を握り、苛烈化し....うぅむ」
白槻 椿:「不穏分子に早変わり、という訳か。生い立ちは珍しいね」
樋口:「身近で見ていた一人だ。椿くん」
樋口:「...よろしく頼むよ」
白槻 椿:「………」じぃ、と樋口の顔を見て。
樋口:「なにかな。」
樋口:「美人に近寄られるのは悪くない。」
白槻 椿:「いいや。わかった、頼まれよう」
白槻 椿:スッと離れ、任せておきなさいとでも言うようにポンと肩を叩く。
白槻 椿:「しかし、彼を回収するなら一人では心許ないな」
樋口:「合流するかい?」
樋口:「藍畑くん」
白槻 椿:「うーん……」
白槻 椿:「いや、彼は多分……」
白槻 椿:「小津くんもどうせ関わっているだろうし、巻き込まれて来るんじゃないかな」
樋口:「それもそうだ」
樋口:「彼らは運命の黒い糸で結ばれている故」
白槻 椿:「羨ましい限りだ」とカラカラ笑って。
白槻 椿:「そうだな、巻き込まれて来たらそのまま手伝って貰うとしよう」
樋口:「空き瓶を頂こう。30円のお返しだ」
白槻 椿:「へえ、いいシステムだね」お釣りを受け取って。
白槻 椿:木陰から日向に姿を晒し、その日差しに目を細める。
”赤灯篭”:陽炎の中。
”赤灯篭”:紅い男が立っていた。
白槻 椿:「……?」見慣れぬ姿を視界の端に捕えて。
”赤灯篭”:周りの人間は、見えてもいないのに避けるようにして歩いていく。
”赤灯篭”:男の周囲だけ、灯篭が灯るように隙間が出来ていた。
白槻 椿:「なあ、樋口。あの紅い男、見えるかい?」
樋口:「うん?いないだろう」
白槻 椿:「そうか」陽炎に揺らぐ姿から視線を外さずに。
”赤灯篭”:とん、と軽く飛んで。
”赤灯篭”:真横に。
”赤灯篭”:灯籠の光が目を翳す。
白槻 椿:視界から一瞬消えるが、特に身動ぎはしない。
”赤灯篭”:「お まえ」異形の青い手が白築の頬に伸びる。
”赤灯篭”:「嗅 いだ な あい つの」
白槻 椿:「何か用かな?」特に動じることもなく。
”赤灯篭”:「あお」
白槻 椿:「アイツ……あお?ああ、キミも彼を探しているのか?」青行灯のことだと直感する。
”赤灯篭”:「おれ の」灯篭で殴りつける。狙うは頭。
”赤灯篭”:「たましい」「盗 った」
白槻 椿:「魂ね、彼はそんなものが好きだったとは」
白槻 椿:《軽功》
”赤灯篭”:地が抉れる。
”赤灯篭”:「 」
”赤灯篭”:「追う おれ」
白槻 椿:ふわりと、跳び紅い男の後ろに降り立ち。
”赤灯篭”:「おまえはなにする」
白槻 椿:「そうだね…」少しだけ考えて。
白槻 椿:「捕まえて簀巻きにして事情聴取…かな?」冗談っぽく。
”赤灯篭”:「じゃあ おれは」
”赤灯篭”:「ころす」
白槻 椿:「それは困るな」いつの間にか、弓を握っている。
”赤灯篭”:「 !!!」
”赤灯篭”:声のような、叫び声のような。
”赤灯篭”:思わず耳を塞げば、その姿は消えていた。
白槻 椿:「……逃げたか」ふぅ、と小さく息を吐き。
白槻 椿:「これでも見えていなかったかな?」
白槻 椿:と、樋口に確認する。
樋口:木々の隙間から現れる。
樋口:「抉れた地面と僅かな砂埃だけ視認した」
樋口:「.....あれは、一体...」
樋口:「私でも判らん」
白槻 椿:「人型、赤い服に黒い肌、灯篭」
白槻 椿:「それに青行灯くんを狙っているようだったね」
樋口:「...青行灯の姿を逆さにしたようだな」
白槻 椿:「魂を盗られた、と言っていたし何かしら関係はありそうだ」
白槻 椿:「青行灯くんは魂でも食べるのかな?」
樋口:「どうだったかな」
白槻 椿:「とりあえずそっちでも調べておいてくれ」
白槻 椿:「私はこのまま取り掛かるとしよう、早い者勝ちになりそうだ」
樋口:「請け負った。」
樋口:「頼むぞ、”天之加久矢”」
白槻 椿:「請け負った、その名に誓って」
GM:シーンカット。ロイスの取得が可能です。
白槻 椿:青行灯 鬼ごっこ開始 興味/呆れ〇 でロイス取得
OP3
GM:OP3
GM:シーンプレイヤーは青陽さん。
GM:登場侵蝕は振らなくていいよ。
GM:他登場不可。
青陽:はい…はい…?
青陽:振りません
青陽:「それでいい、元々無理をして春にいるだけのモノだ」
青陽:「それ以上を望むのは、きっと、正しくない」
雲雷:「じゃ、じゃあなんで」
雲雷:「そんなに、寂しそうな顔をするの」
雲雷:「.......」裾を掴んで、うなだれて。
雲雷:「.....聞かせて、少しずつでいいからさ」
雲雷:「....たぶん、ちょっとは分けられる、から」「そーいう辛いの」
青陽:「…そうですね」
青陽:「寝物語程度でよければ」
GM:季節は梅雨前。
GM:陽射しが春の陽気を忘れ、夏のような
GM:あなたにとっては滅びのような。
GM:淡い死の気配が覆い被さってゆく―――――
GM:筈だった。
雲雷:「せーよう!いる~?!」
雲雷:ばたばたと駆けこんでくる。
青陽:「大声を出さずともいますよ」
雲雷:麦わら帽子にデニムのジャンバースカート。小さな体。
雲雷:「今日どこいく!」
青陽:「あなたの行きたいところならどこでも」
雲雷:「プール行ったでしょ、海見たでしょ、遊園地も遊んだし」
雲雷:「んとね....そしたらね...」
雲雷:「おかいもの!」
青陽:遺書は既に出した、いつ死んでもおかしくないのであれば、という感覚から始まったいつものやり取りは
青陽:気づけば、ひと月を回っていた
青陽:「では、そのように」
雲雷:「せーようの夏に着るやつ買おう」
雲雷:「なににしよね、かわいーやつ」
雲雷:ぱたぱた街へ駆け出していく。
青陽:幽霊に服など必要ないのだが、水を差すほど無粋でもない
青陽:そのまま立ってついていく
雲雷:「うう」
雲雷:「あ、あつい...」
青陽:白い日差しは、未だ俺を殺す気配はない
雲雷:「じゅーす...」
青陽:ぺたり、とスポーツドリンクを少女の手に当てる
雲雷:「うひっ」「つめた!」
青陽:「凍らせておきましたので」
青陽:「持っておいてください」
雲雷:「しゃりしゃり...うまうま...」満足げだ。
雲雷:川辺を往き、路地を曲がり、買い食いをしつつ。
青陽:目の前の少女が何であれ、暑さ寒さを感じるということはきっと常世の者であろう
雲雷:遠くに入道雲が見えて、空は淡い青に染まる。
雲雷:「.....ねーね、せーよう」
青陽:「はい」
雲雷:「...どーう?なつ」
雲雷:「....たのしい...?」
青陽:ここにいますよ、という意味を込めた短い返事
青陽:「……ええ、久しぶりに」
青陽:漠然と、間違いを重ねている感覚を覚えながら
雲雷:「...良かった!」
青陽:「…食べ終わったら、あなたの服も買いに行きましょうか」
雲雷:「...いいの!?」
青陽:「ええ」
雲雷:麦わら帽子越しにきらきらと目を輝かせる。
雲雷:「はわわ...」
雲雷:「....ワンピ!ふわふわのスカート!」
青陽:「汚れてしまいますよ」
青陽:「まあいいですが」
雲雷:「そんなことないもん~」
青陽:「あんなに外を元気に歩いているのに?」
雲雷:「そっ」
雲雷:「それはぁ.......」
青陽:「いじわるをしすぎましたね、洗うのは私なので、好きにどうぞ」
雲雷:「...ありがと!」
雲雷:「いいにおいするよね、洗ってもらった後...」
青陽:強いていうなら素材は見ておくか、と心に留めておく
雲雷:店を出て、また店に入る。洋服を選んで、試着室に入る。
雲雷:「...どう?」鮮やかなピンクのノースリーブワンピース。
青陽:同じものを試着室前で取って素材確認。化繊物
雲雷:「つぎ!」
雲雷:「ふふん....」真っ白なシャツワンピース。
青陽:「少し丈が長いですね、転びませんか?」
雲雷:「だいじょ...」「うぁあっ!?」
青陽:サイズを確認していた、レディース以上のサイズしか見当たらなかったのだ
雲雷:「あふん...」なんとか青陽の肩を掴んで転ばずに済んだ。
青陽:「それは少し大きいみたいですね」
雲雷:「じゃ、じゃ―最後」
雲雷:「...まってて!」振り返る。
青陽:「ええ」
雲雷:.....シャツの襟から見えた。首筋に縫い目。
青陽:………
青陽:糺すべきか、少しだけ迷った
青陽:この場にいる二人、両方とも間違いなのだろう
雲雷:カーテンが開く。先ず見えるのは膝下の黒い華奢なレース。
雲雷:Aラインのスカートがふわりと控えめに広がり、首へ薄手のハイネックが伸びた。
雲雷:ノースリーブの、シックなワンピース。
青陽:…喪服のようだった、というのが最初の感想だったのは、俺の罪の意識からだろうか
青陽:だが、それを差し引いても
青陽:「似合っていますよ」
雲雷:「....!!」
雲雷:「...ありがと!」くしゃりと笑う。
青陽:店員を呼び、この服で勘定を頼む
青陽:「そのまま着ていきますか?」
雲雷:「...ううん」
雲雷:「いちばんの時に着たいから、大丈夫」
青陽:「では、包んでもらいましょうか、丁寧に、箱を開ける時まで楽しいと思えるくらいに」
雲雷:「...うん!」
青陽:……ああ、神というのがいるのなら
青陽:どうか裁くのは俺だけにして欲しいものだ
GM:日も暮れ、両手にはたくさんの紙袋。
GM:鴨川沿いを歩く。
雲雷:「....た」
雲雷:「たのしかった.......」
青陽:「何よりです」
雲雷:「は~...んふふ」
青陽:水面に映る顔を見た
GM:水面の奥。
GM:あなたによく似た、白い小さな手が伸びる。
青陽:ぱちゃん、と水が跳ねる、手は放念した
青陽:水の波間に映る顔は
青陽:まるで、高瀬舟の上に乗せられた罪人のような顔をしていた
雲雷:「...手、冷たいね」
青陽:「死人なので」
雲雷:「ちがうよ」
青陽:「……」
雲雷:「いきてるんだよ」
青陽:「だとしても、それは」
青陽:「間違えてます」
雲雷:「...どうして?」
青陽:思えば、春でさえそうだった気がする
青陽:無理をした末に、ここにいたような
青陽:「何故ここにいるか、忘れているから」
雲雷:「思い出したい?」
青陽:忘れていることが、罰だというのなら
青陽:「これ以上間違いを重ねる気は、ありませんよ」
雲雷:「駄目だよ」
雲雷:「ちゃんと、知って」
雲雷:腕が伸びる。
雲雷:川面に見た、白い腕が。
青陽:ふわり、とその腕をすり抜け、欄干に立って
青陽:そのまま、頭から、鴨川に飛び込んだ
GM:シーンカット。
青陽:ロイス取得無し
OP4
GM:OP4
GM:シーンプレイヤーは藍畑さん。
GM:他登場不可。登場侵蝕をお願いします。
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (42 → 47)
GM:鴨川沿い。暮れ時。
GM:夕闇が水面を照らしていた。
GM:ふと川辺に目をやると、見知った姿。
藍畑 相馬:「暑くなってきたな…………ん?」そう一人ごちて見知った後ろ姿を見つける
藍畑 相馬:あの薄墨色の髪に儚げな雰囲気は青陽のものだろう
青陽:和やかに話してはいるようだが、どこか刑を待つ罪人のような顔をしていた彼は
青陽:ふ、と瞬きの間に鴨川の欄干の上に飛び乗り
青陽:そのまま、頭から川に落ちていった
藍畑 相馬:「………………は?」思考が停止する
藍畑 相馬:いやいやいや、まてまて……今なにが起きた………?
藍畑 相馬:目撃した情報がようやくかみ砕けた瞬間に欄干の方に駆け出す
藍畑 相馬:「………マジでふざけんなよ!なにが起きてんだクソッたれ!!!!」
藍畑 相馬:青陽が飛び込んだ場所に着いて、そこから下を覗き込む
雲雷:「....おにーさんは」静かな声。
雲雷:「こっちじゃないんだね」
藍畑 相馬:「ああ!?………誰だお前?ってかこっちってなに」話しかけられて反応するが精神状態的にも優しくは出来ていない
雲雷:「化け物」
雲雷:後を追うように。
雲雷:川へ落ちた。
藍畑 相馬:「………は?」
藍畑 相馬:「………~~~ッ!!!!」
藍畑 相馬:「化け物とか……化け物じゃねえとかッ」
藍畑 相馬:「全員好き勝手言いやがって………!!」
藍畑 相馬:「化け物じゃなかったら何だってんだクソ!」
藍畑 相馬:化け物になった、という事実をなんとか受け入れたらこれだ
藍畑 相馬:本当に、俺になんの恨みがあるんだと言ってやりたい気持ちで頭を掻き毟る
藍畑 相馬:手が見えて、青陽がまるでそれに飛び込むように川に飛び込んで消えて
藍畑 相馬:自分を化け物じゃないといった謎の少女も同じように飛び込んで消えて
藍畑 相馬:まったく意味が分からない状態に身を置いて、一番に思うことは
藍畑 相馬:「マジでふざけんなよ………」
藍畑 相馬:「何も知らねえからってどいつもこいつも好き勝手しやがって…」
藍畑 相馬:「ぜってえ殴る」怒りであった
藍畑 相馬:自分だけではどうしようもなくとも、黒い糸の先には腐れ縁がいて
藍畑 相馬:暴夜書房もいる
藍畑 相馬:「首洗って待ってろあの野郎……」ほぼ逆恨みだが、青陽は殴ろうと決めた
GM:シーンカット。ロイスの取得が可能です。
藍畑 相馬:ロイス 青陽 クソ馬鹿野郎/絶対に殴る○でロイスを取得します
ミドル1
GM:ミドル1
GM:青陽以外全員登場。
GM:登場侵蝕をお願いします。
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を1D10(→ 10)増加 (40 → 50)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 3)増加 (47 → 50)
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (36 → 40)
白槻 椿:ぐわーっ
GM:夜。
GM:糺の森。
GM:暴夜書房の行灯が、ぼんやりと灯る。
樋口:「....夜分遅くにすまない」
樋口:「居るかな。」
藍畑 相馬:「………どーも」普段ではあまりないほど不機嫌そうに
藍畑 相馬:「夜分遅くに気を使うとは思ってなかったすね」嫌味まで口をつく
樋口:口を開きかけて、閉じる。
白槻 椿:「随分と機嫌が悪そうだね」樋口の後ろから声をかける。
藍畑 相馬:「………青陽が」
藍畑 相馬:「消えたんすよ目の前で…鴨川に飛び込んで」
藍畑 相馬:「それを追いかけてく変な子どもと一緒に」
藍畑 相馬:荒事に慣れているならともかくとして、まず混乱もしているし
藍畑 相馬:何も言わずに消えたことにも怒りはあるのだ
白槻 椿:「ふぅん…青陽くんが飛び降りね…」
白槻 椿:あの遺書を読んだ限り、そんなことをする性格ではないと思っていたが。
白槻 椿:「その子供も一緒に飛び降りて消えたのかい?」
藍畑 相馬:「そうっすね、俺は化け物じゃねえんだなって言ってから後を追いかけるように」
藍畑 相馬:「飛び込みました」
白槻 椿:「……口振りと行動からして、青陽くんと親しい」「いや、近しい何かかなその子は」顎に手をあて考えて。
白槻 椿:「それでか」ジッと不機嫌そうな藍畑くんの顔を見て。
藍畑 相馬:「………なんすか」ちょっと居心地が悪そうに
白槻 椿:「いや、なに。不機嫌の原因はだいたいわかった」
白槻 椿:「そっちは追々考えるとして。まずは」「キミが会いたいだろうもう一人を連れて来た」
小津:ずるずると一人の男を引っ張ってくる。
小津:嫌がる背中を押して、前に出させた。
藍畑 相馬:「お前、よく捕まってんな…」
藍畑 相馬:「会いたいってほどじゃねえんすけどね」と椿さんにはそう返す
藍畑 相馬:「なんか知ってんならこいつが可能性高いってだけで」
藍畑 相馬:「知らねえこともあるしな」
小津:「いつにもなく饒舌ですね」
藍畑 相馬:「うるせえ、虫の居所が悪いんだよ」
小津:「で、どうします」
小津:「会われますか」
藍畑 相馬:「誰と」
小津:「青陽さんは無理ですが」
小津:「もう一人なら」
藍畑 相馬:「青行灯がなんか知ってんのか?っつーかあいつもなんかしてんのか」
藍畑 相馬:小津がからかうでもなくこういうことを言ってくるときは
藍畑 相馬:だいたい碌なことが起きていない
藍畑 相馬:「……そーだな、会うよ」
小津:「ほら、顔上げてください」
小津:「...あちち。燃やさないでもらえます?」
”青行灯”:小津の腕の中で蒼い炎を放つ妖怪が大暴れしている。
”青行灯”:「ふぐーーーぐふーーーー!」猿ぐつわがされた骸骨というのは実に滑稽であった。
”青行灯”:そして声帯が無いくせに猿ぐつわごときで声が出せなくなっていた。
藍畑 相馬:「人型じゃねえんだな?こっちよこせ小津」手を差し出す
小津:「はい」
白槻 椿:「まったく、夜も遅いんだ。もう少し静かにしないか」
”青行灯”:「ふむー!?(ツッコミが色々と雑過ぎないか白槻!?)」
藍畑 相馬:ひょい、と小津から暴れる骸骨を受け取り、猿轡を外す
”青行灯”:「ぷはっ……あ……」
藍畑 相馬:「よう、この間の蛮行ぶりだな」
藍畑 相馬:「言い訳はあるか?」
”青行灯”:「えぇと、お日柄も良く……はないな、ご気分は……最悪の様で」
”青行灯”:ちらりと小津を見る。(例の結界は貼ってるか!??)
小津:(無論)
”青行灯”:肯定を確認し深く息を吸う。
”青行灯”:すーー……「申し訳ございませんでしたーー!!!!」
藍畑 相馬:「ほー………随分と素直なもんだな」
”青行灯”:「多くは語れない事情に割と複雑な事情があるからホントに語れることが少ないんだけど……だからえと、その」
藍畑 相馬:青行灯自身の炎で生み出された影に自分の影が重なる
藍畑 相馬:《シャドウダイバー》──青行灯の今の感情を読み取ろうとする
”青行灯”:その中身は申し訳ないと思う謝罪の気持ち9割と真正直な言葉を話そうとする気恥ずかしさの入り混じった感情であった
”青行灯”:「ひとまず、勝手に一人で突っ走って申し訳なかったです、はい」
藍畑 相馬:「…………」黙ってその言葉を聞きつつ
藍畑 相馬:小津にも目をやり、静かに獲物を狙うかのようにじっと眺めて
藍畑 相馬:「…一発だけ殴らせろ」そう告げてから骸骨を思い切りぶん殴った
”青行灯”:青い炎が弾け遠くへと転がってゆく
藍畑 相馬:「いいか?なんか考えてんのも分かったしそれにあのバカ(小津)が関わってんのもだいたい察したけどな」怒涛の如く文句を言い放っていく
藍畑 相馬:「黙って全部抱え込んでんじゃねえわ!」
藍畑 相馬:「俺は何も知らねえよ、たしかに」
藍畑 相馬:「でも教えられねえのにわかれってのはお前に問題があるからな!」
藍畑 相馬:言いたいことは告げたので肩で息をしながらも不機嫌そうな表情は比較的元に戻っている
”青行灯”:頬がいたい。夜の月を仰向けに仰ぎながら人型になり、藍畑を眺める。
”青行灯”:「……第一声がそれかよ」
”青行灯”:「もっとあるだろうが、取り返しのつかなくなったことへの罵倒やらなにやら」
藍畑 相馬:「ああ?そんなこと気にしててももうどうしようもねえんだろ?」
藍畑 相馬:「止まってても誰も助けてくれねえんだったら前向くしかねえだろうがよ」
樋口:「若いなあ」「そう思わないかね、椿くん」
白槻 椿:「いいじゃないか、本音を出せるのなんて今の内だ」
”青行灯”:「前を向く、前を向くかあ」暗闇の中少し頬がほころぶ
”青行灯”:「そう、そう思えてくれてたのなら良かった」
”青行灯”:「どうしても、別れ際のあの顔だけは辛かったから」
藍畑 相馬:「お前が元凶だろクソ馬鹿!」
藍畑 相馬:「申し訳ないと思うくらいなら最初からすんじゃねえ!」
”青行灯”:「あははは……!その通りだ藍畑相馬」
”青行灯”:「だけど今回やった事だけは間違いじゃないと信じてるよ」
藍畑 相馬:「………黒蛇くんはやめたのかよ」
”青行灯”:「落ち着かないなら直そうか?黒蛇くん」
藍畑 相馬:「いいや、名前で呼べよ」
藍畑 相馬:「お前がどんな馬鹿やらかしても何回でも殴ってやる」
藍畑 相馬:「それで手打ちにするからな」
”青行灯”:「ふは、本当に甘いな相馬は。」
”青行灯”:「……キミに左手を渡して正解だった。前を向いた、今のキミなら使いこなせるだろうな」
藍畑 相馬:「………左手だけ?ってことはお前まさか…!」
小津:「全くこのお方は策士ですよ」
藍畑 相馬:「そういうことはせめて椿さんには言えよ!」
小津:「で。お師匠」
白槻 椿:「ははあ、何か小細工をしてるとは思っていたが」
藍畑 相馬:「バーカ!クソ馬鹿!」小学校のような悪口を飛ばす
”青行灯”:「なはは、何とでも言えーい」
”青行灯”:笑いながら青行灯が暗闇から這い出して来る。その姿は紫色の学ラン”福猫飯店”の図書館警察の制服であった。
藍畑 相馬:「…お前、また服装変わってね?」ワードローブが多いのは意外だなという顔で
樋口:「...自首とは善いことだ」
樋口:「さて」
樋口:「————どちらかな」薄らと目が開く。
”青行灯”:その目を面白そうにのぞき込む。「仮にも俺の発生からこれまで育ててくれた親のような存在がそんな目で見るなよ」
”青行灯”:「親のマジ顔とか少し笑えてくるぜ?」
樋口:「場合によっては御さねばならない」
樋口:「真意を。」
”青行灯”:「……はいはい、わぁったよ。白槻も聞いてくれ色々誤解も解いておきたいし」
白槻 椿:「さて、誤解かどうかはキミがどこまで話すか次第じゃないかな」と、腕を組んで聞く姿勢をとる。
”青行灯”:「仕方がない、はじめっから行こうまずは最も警戒している至高天の起動を防ぐために……」
”青行灯”:その口は語る。マテリアル1つの情報隠ぺいを、脊椎の潜在的危険性を、警戒していた監視を、クソ鴉の立ち位置を……
GM:夜は更けてゆく。
GM:解かれかけた傷は、絆となって結ばれた。
ミドル2
GM:ミドル2
GM:シーンプレイヤーは青陽さん。
GM:登場侵蝕をお願いします。
青陽:青陽の侵蝕値を1d10(→ 2)増加 (42 → 44)
GM:
GM:身体に感じるのは仄かな暖かさ。
GM:遠くに潮騒の音が聞こえた。湿った、海の風が身体に吹き付ける。
GM:どこか、見たことも無いような。
GM:見覚えがあるような。
GM:人気のない昼間の海辺。
青陽:真昼の日差しを受けて目を覚まし、体を起こす
青陽:「ここは…」
青陽:琉球の方では、辰巳の方角の海の底にニライカナイという冥界があるらしい
雲雷:「あ、起きた!」
雲雷:「...そんなに眠かったの?」先程までの影は何処にもない。
青陽:あるいは、ある作家によれば、海の底には旧くに地球を支配していた神があり、夢見るままに待っているとか
青陽:「おや」
青陽:「介抱ありがとうございます、退屈でしたか?」
雲雷:「ううん、貝殻あつめてた!」手を開く。
青陽:手の中にある種類様々な貝を見る
青陽:「どれもこれも中々綺麗に形が残っていますね」
雲雷:「すごいねえ...」
雲雷:「海にわやくちゃにされても、残ったんだ」
青陽:「ええ、飾るために持っていますか?」
青陽:持って帰る、と言おうとして、言い直した
青陽:帰るところなど無いというのに
雲雷:「どーしよね...あ、」
雲雷:「はんぶんこ!」
雲雷:「半分こしよ。...どれにするー...?」
青陽:「……ふむ」
青陽:どれにしようか、と目を少し泳がせて
青陽:控えめに乗っていた小さな桜貝を取る
青陽:「これを」
雲雷:「....青陽の目みたい」
雲雷:「あたしは...これ!」橙色の巻貝。
青陽:「そちらはまるであなたのようで」
雲雷:「うひひ...」波打ち際へ駆けてゆく。
雲雷:麦わら帽子が海風に揺れる。砂浜は真っ白で、空に溶けてゆくような青が広がる。
雲雷:「青陽もおいでよ!」
青陽:今年の墓の下は、いい夢を見られているのかもしれない
青陽:「はい」
青陽:革靴で砂浜を踏みしめ、足跡を雲雷にむけてつけていく
雲雷:「暑くないの~?」
雲雷:「脱いじゃおうよ!」裸足。ジャンバースカートをたくし上げている。
青陽:「特に気候については、何も」
青陽:「……」
青陽:と、いいつつも、革靴と靴下を脱いで、脇に置く
雲雷:「つめたっ」
雲雷:「うひひひ....」
雲雷:「夏はいいねえ」
青陽:「楽しいですか?」
雲雷:「うん!」
青陽:「なら、それでいいのですが」
青陽:砂浜には、誰もくる気配はない
青陽:糺されたのだろう、とどこか安心して
青陽:「ふふ」
雲雷:ばしゃりと足で水をかける。
雲雷:「うひひ...」いたずらっ子のような笑み。
青陽:「おやおや」
青陽:雑に水のかかった髪を手でかきあげる、平時であればおおよそやらない行動。
青陽:「お返ししましょうか?」
雲雷:「やれるもんなら...」
青陽:と言ったときには、既に手で作った即席水鉄砲押し出された水が飛んでいる
雲雷:「うぎゃーっ」
雲雷:「こ...この!!」
雲雷:ばしゃばしゃと水をかけあう。
雲雷:お互いずぶぬれになり。
雲雷:「...はーっ、はーっ....」
青陽:「…ふう」
雲雷:「やりすぎた?」
青陽:「いいえ」
青陽:「受け止めるのが大人の仕事です」
雲雷:「えらいね」
雲雷:「ほんとはこどもなのに」
青陽:「そうでしょうか」
青陽:20も半ばの姿があるということは、少なくとも成人してから死んだのだろう、と
雲雷:「どんな人だったの?」
青陽:「…」
青陽:「これは全部憶測ですが」
青陽:「少なくとも明治大正…100年ちょっと前には没していて」
青陽:「それなりの教養がある家に育てられて」
青陽:「多分この姿になるまでは生きていた」
青陽:「それくらいですね、わかるのは」
雲雷:「ぜんぶあってるよ」
雲雷:「...合ってる」
雲雷:《■偽■知》
青陽:「ああ、あと」
青陽:「多分、何かした」
青陽:「記憶を消して、春を集めなければならないほどの何かがあった」
雲雷:「それはね」
GM:RHOをお渡しします。
GM:
雲雷:背を伸ばして、軽く頬にキスをする。
青陽:「…俺は俺を許せないよ」
雲雷:「あたしが許すの」
雲雷:「だから、ずっと」
青陽:「一緒にいる、ということで」
青陽:許されるつもりなど、多分毛頭なかったのだろう、それこそ、前の俺の時点で
青陽:ならば、許されないなりに、煮られるなり焼かれるなりするしかあるまい
青陽:日は、まだ傾いていなかった
GM:
GM:
GM:シーンカット。ロイスの取得のみ可能です。
青陽:雲雷 嬉しい/〇罪悪感
青陽:以上
GM:
GM:
ミドル3
GM:ミドル3
GM:シーンプレイヤーは青陽さん以外。
GM:登場侵蝕をお願いします。
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (40 → 44)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (50 → 55)
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を1D10(→ 7)増加 (50 → 57)
GM:
GM:ざわざわと、夜風に木々が吹かれて音を立てていた。
GM:月明りは暗く、行灯が手元を僅かに照らすのみ。
GM:虫の音が耳に届く。
樋口:「.....きみたち」
樋口:「ボコボコになりそうだな」
樋口:藍畑と青行灯を見て。
”青行灯”:「あん?どういう意味だ」
小津:「マキロンいります?うんと滲みるやつ」
樋口:「いやあ...若い頃を思い出してね」
樋口:「代理戦争の話はまた今度」
藍畑 相馬:「ボコボコ?」聞いた話で青行灯をもう一度殴りつけたいところだが
”青行灯”:ゾクッ「なんだこの寒気は……殺気?」
白槻 椿:「その辺にしておきなさい、まだ話すことは残っているからね」
樋口:「あぁそうだ、椿くん」
樋口:「妙なものを見たと言っていたな」
白槻 椿:「ああ、あの紅い男のことかい」
藍畑 相馬:「赤い男………?っすか?」
藍畑 相馬:「え、特徴が赤い感じ………?」
白槻 椿:「私にしか見えていなかったが、紅い服に黒い肌、灯篭を持った男だ」
”青行灯”:「灯篭?なんでそんな邪魔そうなものを」
藍畑 相馬:「灯篭………?」と隣の青行灯を見る
白槻 椿:「どうやら青行灯くんを付け狙っているみたいだよ?」
白槻 椿:「キミが魂を盗んだそうじゃないか」
”青行灯”:「は?ん?え?魂……??」想定外の言葉に理解が追い付かない
藍畑 相馬:「はあ!?お前、そんなことまでしてんのかよ?」
”青行灯”:「してたっけ……?いや財布とかならともかく、魂に関しちゃ本当に記憶がない……」
白槻 椿:「紅い彼はそう言っていたけどね」「魂というのが比喩なのか、その物かはわからないが」
小津:「釣果はいかほどでした?」
小津:財布の額である。
”青行灯”:「全部酒に消えるし覚えてねえわ。いまももう素寒貧よ。なはは!」
藍畑 相馬:「聞かんでいいし言わんでいいわ!」二人の頭を軽く連続してはたく
小津:「いたぁい」
白槻 椿:「はっはっは。それにキミを殺す気満々のようだからね」財布の下りで笑いつつ。
藍畑 相馬:「殺す気!?」
白槻 椿:「あまり敵を作りすぎないほうがいい…という忠告はもう遅いかな?」
”青行灯”:「財布、ちゃんと警察に届けなかったのが不味かったかなあ……」
藍畑 相馬:「え、マジでお前なにしてんだよ………」
”青行灯”:「ちょっと覚えがあり過ぎて……」
藍畑 相馬:「小津の馬鹿もそこまで命を付け狙われたことはないと思うぜ、たぶんな」
藍畑 相馬:「いや、まあその赤いやつが命を狙ってくるとして」
藍畑 相馬:「椿さんに確認したってことは樋口さんは見てないんすか?」
白槻 椿:「遭遇した時は一緒にいたんだがね」
樋口:「認識阻害の類だろう。神の目を欺くとは中々だな」
樋口:「....福猫飯店か。」「奴らなら出来得る」
藍畑 相馬:「ええ……」
”青行灯”:「なんであいつらが……?」
藍畑 相馬:「お前……マジで大丈夫かよ………?」青行灯に
”青行灯”:「もしかしたら警戒されてんのかもなあ」
”青行灯”:「まぁ昨日今日敵対してたやつが『仲間になりたいです~』とか言っても素直に信じる方がどうかしていると思うが」
白槻 椿:「所属は福猫飯店だが、個人的な恨みだけで動いてる可能性もありそうだ」
白槻 椿:「どちらにせよ、なかなかの外れくじを引いたようだね」
”青行灯”:「しゃーない。どこで作っちまった汚点か知らんが自分のけつは自分で拭くさ」
小津:「おめでとうございます一等の外れくじですよ」何かを青行灯に握らせてくる。
”青行灯”:「マジでいらねー」と言いつつ受け取る
小津:偽・マテリアル。
”青行灯”:「うっわ」
藍畑 相馬:「………」静かにそのやりとりを眺めている
小津:「ほんじゃまぼくはこれで」
小津:「皆さんお気を付けを、図書館警察の執念はぼくの心根より醜いですよ」
藍畑 相馬:「…最悪じゃねえか!」
”青行灯”:「……なるほどねぇ」水晶を覗き見、白槻を見る。
”青行灯”:「白槻、俺は外れくじの役回りらしいな。ということは当たりくじはお前のもんだ」
”青行灯”:半笑いで青い光を放つ宝石を手渡す。
白槻 椿:「さて、商店街の福引では3等までしか当たった記憶がないが…」その宝石を見て直感する、左目か。
白槻 椿:「うん、受け取っておこうか」素直に受け取り、懐に仕舞う。
小津:受け取られたことを確認すると、満足そうに笑い立ち去った。
樋口:「.....さて。そうさな」
樋口:「河岸を変えよう」
樋口:「此処では話しにくいことをする」
GM:
GM:桜の巨木が夜に溶ける様に広がる。
GM:小川が流れ、白い街灯が照らしていた。
GM:庵。青陽が懇意にしていた老夫婦のもの。
樋口:「賀茂建角身命の名において、ひらく」
樋口:「過去の縁をひらく」
樋口:「今の縁をみたす」
樋口:「.......ここであった事を再演する」
樋口:「目を離してはいけない。いいね」
”青行灯”:素直に頷く。
藍畑 相馬:「…うす」
白槻 椿:「どうぞ」腕を組んで見据える。
樋口:《無垢なる石》
樋口:左胸に手を差し込んで、何かを掴んで取り出す。
樋口:脈動するは、マテリアル
樋口:心臓。
樋口:光が溢れ―――――――
青陽:『また、次の春に。』
青陽:『卯月○○日』
青陽:全て書き置いた文書を、丁寧に三つ折りにし、封筒に入れる
???:「....ねー、それ」
???:「どういう...やつ?大事な手紙...なの?」麦わら帽子を被った、金髪の長い少女。
???:まるで、夏を模った様な。
青陽:……ああ
青陽:そういう、ことか
青陽:少し目を閉じる、終わりは、そこにあった
GM:
GM:???:「あなたが思ってるように、終わらせに来たんじゃないんだよ」
雲雷:「....夏を、春のその先を」
雲雷:「越える為に、あたしはここに居るの――—」
青陽:「………」
GM:
GM:
GM:
GM:
GM:
藍畑 相馬:ざわり、と影が波打つように揺れ、落ち着いていた表情には眉間に皺が寄っている
藍畑 相馬:「………俺の目の前で飛び込んで消えた二人組、っすね」
樋口:「遺書はここだ」袂から取り出す。
樋口:「持つかい」
藍畑 相馬:「そうっすね、突き返してぶん殴るんで」
藍畑 相馬:「俺宛のはください」
樋口:「稀に見る阿呆だ」
樋口:渡す。
藍畑 相馬:ざっと内容に目を通し、眉間の皺が深くなる
藍畑 相馬:「クソ馬鹿野郎………」
”青行灯”:「他には誰宛てが?」
樋口:「きみのもある」
”青行灯”:「ん……」受け取る。
”青行灯”:パラパラと読む「……まぁ、徒然の忠告だな。遺書を残すタイミングでとんでもない心労を与えちまったらしい」
”青行灯”:自虐的に笑い、幕間で聞いた青陽の顛末を夢想する。
藍畑 相馬:「忠告ね………」口調は落ち着いているが影が大きく波をうつ
白槻 椿:「私宛にもあったが、先に読ませて貰っていてね」
白槻 椿:「藍畑くん、キミを守ってほしいとも記されていた」
藍畑 相馬:「…………~~~!!!!クソ馬鹿野郎!」
藍畑 相馬:ざわり、とひときわ大きく影が動くと同時に言葉を吐き捨てる
白槻 椿:「私は当然そのつもりだったが…キミのその憤りもよくわかる」
白槻 椿:「止めはしない、一度正面から好きなだけぶつかってきなさい」
藍畑 相馬:「近くにいられねえとか守れとか気にかけろとか人のこと考えてるくせに目の前で消えてんじゃねえわ…!」
藍畑 相馬:「ぜってえ殴る」
藍畑 相馬:「止めんなよ」青行灯の方に
藍畑 相馬:もうすでに死んでいるものだとかなんだとかは置いておいても
藍畑 相馬:いつかはいなくなるだとか
藍畑 相馬:その程度のことすら面と向かって伝えられていなかった
藍畑 相馬:そこがなにをおいても腹が立つ
藍畑 相馬:「人と一緒に生きてたくせに人に理解がなさすぎるんだよ、クソ馬鹿…」
”青行灯”:肩をすくめる「青陽のことは好きだけど、行動の責任くらいは自分で取ってもらうさ」
”青行灯”:「好きにやりなよ藍畑相馬。ぶつかり合わなきゃわからない事もある。」
藍畑 相馬:「はっ、あいつが受け取る気がなきゃ暖簾に腕押しだけどな」とやけっぱちな口調で
藍畑 相馬:「誠実なのかもしれないけど向き合うのは苦手だろ、あいつ」
藍畑 相馬:「死んでることを言い訳にして逃げ回ってる感じするしな」
白槻 椿:「そこはほら、キミが引っ張たいてでもこちらを向かせるしかないさ」
藍畑 相馬:「あいつのとこに来てたあの女の子、あれが青陽を逃がすかもしれねえっすよ」
白槻 椿:「さて、あれの正体はいったいなんだろうね」
白槻 椿:「直感としては青陽くんに近いものだろうが…そちらも調べておかないとね」
藍畑 相馬:「いろんなことが一気に起こんの多すぎじゃね?って気持ちにもなるんすけどね」
”青行灯”:「まぁ基本はそちらを調べる方向でいいだろう。赤いやつに関してはどのみち俺が目的だってんなら探さずとも勝手に来る」
藍畑 相馬:「そう簡単に殺されんなよ、青行灯」
藍畑 相馬:「お前は俺に借りがある、しっかり返せ」
”青行灯”:鼻で笑う「俺がやられるとでも?」
藍畑 相馬:「出力不足になってた奴がいたよなあ?最近な~?」と意地悪く笑い返す
”青行灯”:「その話を言い出すのは卑怯じゃないか!?」「いいだろう表出ろ。久々に手合わせでもしてやろうかぁ?」
藍畑 相馬:「おーおー、いいぜ?俺は青陽のおかげで虫の居所悪いからな」
藍畑 相馬:「発散させてもらおうじゃねえか」
”青行灯”:「上~等~」額に浮かぶ青筋を抑えつつ猫なで声で笑う
白槻 椿:「やり合うのはいいけど、程々にしなさいね」能力使用は厳禁と窘める。
樋口:「いやはや、椿くん」
樋口:「...少し肩を貸して貰っても」
樋口:「...いいかな...」
樋口:脂汗。
白槻 椿:「…ああ」肩を貸し体を支える。
白槻 椿:「さっきの、相当無理をしたようだね」
樋口:「一時的に、....」深く息を吐く。
樋口:「死ぬようなものだ」
樋口:「黄泉を覗くのは流石に諫められる」
白槻 椿:「それ程の力……マテリアルかい?」
樋口:「そうだ」
樋口:「....身体が持たん」
樋口:「じきに、」「君に託す」
白槻 椿:「キミが持て余す程の力、私が持っていても仕方ないと思うけどね」
樋口:「この先必ず必要になる」
樋口:「白槻の魔祓い、その神髄の魁になる力である故に」
白槻 椿:「神髄…ね。兄様でも到達したかどうかの極致だろうが…」
白槻 椿:「承知した、その時は我が弓に誓って引き受けよう」
白槻 椿:「それまでは…あまり無理をして死ぬんじゃないよ」
樋口:「...死なんよ」
樋口:「かみさまだからね」
GM:
GM:
GM:シーンカット。ロイスと調達が可能です。
藍畑 相馬:ロイスは保留で
藍畑 相馬:調達で青陽にブルゲ買っておこうかな
”青行灯”:白槻 椿に ○信頼/悔悟 一番頼りになる/色々任せてごめん で取得
白槻 椿:相畑相馬 〇庇護/程々にね で取得
藍畑 相馬:コンボ「ようごう」 《原初の紫:紡ぎの魔眼》
藍畑 相馬:4dx+4>=20
DoubleCross : (4DX10+4>=20) → 8[4,5,8,8]+4 → 12 → 失敗
藍畑 相馬:財産点はたいたら買えるけどやめとこ
藍畑 相馬:以上で
白槻 椿:どうしようかな
白槻 椿:ボデマとりあえず買っとくか~
”青行灯”:同じく特に欲しいものないしボデマでも買おう
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を2(→ 2)増加 (55 → 57)
”青行灯”:2dx+4>=12
DoubleCross : (2DX10+4>=12) → 10[1,10]+4[4]+4 → 18 → 成功
”青行灯”:やりい
藍畑 相馬:お、買い物上手だ
白槻 椿:2dx+2>=12
DoubleCross : (2DX10+2>=12) → 8[1,8]+2 → 10 → 失敗
白槻 椿:財産点2点で買おうか
”青行灯”:じゃあ特に譲渡もなく普通に着とこう
GM:
GM:
ミドル4
GM:ミドル4
GM:シーンプレイヤーは青陽さん
GM:他登場不可。登場侵蝕をお願いします。
青陽:青陽の侵蝕値を1d10(→ 8)増加 (44 → 52)
GM:
GM:人々が街を行き交う。
GM:熱気に浮かされたように、楽し気に。
GM:行燈がどこまでも続き、出店がかぐわしい匂いを漂わせていた。
GM:―――宵山。
GM:遠くの山に、文字が浮かぶ。
青陽:「何からしましょうか」
雲雷:「射的!」
雲雷:淡い桃色の浴衣。朝顔と金魚が漂う。
雲雷:ふわりと兵児帯を結び、髪は高く結い上げていた。
青陽:「ではあちらですね」
青陽:提灯の間を、少女の手を引いて歩く
雲雷:「..おいてかないでね」人の多さに不安そうに。
青陽:夜は悪くない、顔が見えにくいから
青陽:「…離しませんよ」
雲雷:「...と、とれない...」
雲雷:残弾はゼロ。斜めになった小さな桜の置物があるだけ。
青陽:「……店主さん、私にも頂けますか」
青陽:貰い物の報酬を手渡し、銃を構える
青陽:射撃判定してもいいですか
GM:どうぞ。難易度は7.
青陽:6dx
DoubleCross : (6DX10) → 10[1,2,7,9,10,10]+8[2,8] → 18
青陽:狙いをつけて、軽く引き金を引いた
青陽:ぱん、という音がし、夕闇に薄く煙が昇る
GM:弾かれた弾が反射して、向日葵のガラス瓶に当る。
GM:桜の置物と共に、棚から消えた。
青陽:「……これは、事故でしょうか、置物だけ…」
GM:「良いや、そいつも持ってきな」
GM:袋に包んで店主が渡す。
青陽:「…ありがとうございます」
青陽:丁寧に頭を下げ、包んでもらった袋を雲雷に渡す
青陽:「あなたも、店主の方にお礼を」
雲雷:「あ、っ」
雲雷:「ありがとうございます」
雲雷:首筋に手を当てて、どこか遠くを見て呆然としていた所に声を掛けられた。
青陽:そのまま頭を下げて、早足で辞していく
青陽:ふ、と目が隣の金魚掬いの店に伸びた
青陽:金魚掬いの和金は、そう長くは生きられない
青陽:もっとも、夢であるならば全て一夜の狂騒なのかもしれないが
青陽:「……何か食べる物を買って、休憩しましょうか」
雲雷:「ううん、」「.....だいじょぶ」
雲雷:向日葵のガラス瓶を抱えて、顔を上げた。
青陽:「…元気が無いですよ」
雲雷:「ひといっぱいで」
雲雷:「びっくりしたの」
青陽:「……みられるのは苦手ですか?」
雲雷:「ちょっとね」
雲雷:「みんな雷雲はきらいでしょ」
青陽:「苦手な方が多い、というのは否定しませんが」
青陽:「とはいえ、雷が鳴らないことには稲も実らないので」
青陽:「みんながみんな嫌いということは無いと思いますよ」
雲雷:「んふふ」
雲雷:「....ありがと」手に入る力が強くなる。
雲雷:柔らかな熱が伝わる。
青陽:いやはや、己の罪を自覚する
雲雷:「....わたあめ」
雲雷:「食べたいな」
青陽:「…では、そちらに」
雲雷:「買ってきて、」
雲雷:紐緒が切れてしまっていた。
雲雷:「...おねがい」
青陽:「……」
青陽:懐に入れていたハンカチを手に取り、彼女の足元に近づく
青陽:簡単に結んでまとめ上げて、尚も不安が残るので彼女を抱えていく
青陽:綿あめ屋まで数歩、人をかき分けたどり着いて袋入りのそれを買い
青陽:人気のない、お堂の方まで歩く
雲雷:「せなか....」甘い日向夏の匂い。「あったかい」
青陽:「寝たければ寝ていただいて」
雲雷:「やだ....」
青陽:祭りの喧噪が、遠ざかっていく
雲雷:「いっしょいるから....起きてたい…」
青陽:「…明日目いっぱい遊べませんよ」
雲雷:「だいじょぶ」
雲雷:「だい...」
青陽:「……おやすみなさい」
青陽:眠る彼女を抱えて、お堂の階段に座る
青陽:夢であるのなら、彼女は先に寝かせるべきだし
青陽:現実であるのならば
青陽:…まあ、業が巡るままにすべきだろう
青陽:「……また明日」
青陽:それが、彼女にやってきますように
雲雷:「...ま....た...」
雲雷:「.....」
雲雷:ぎゅうと、青陽の腕に縋りついた。
GM:
GM:
GM:シーンカット。
GM:ロイスの取得のみ可能です。
青陽:ロイス変更無し
ミドル5
GM:ミドル5
GM:ミドル戦闘があるよ。
GM:青陽さん以外全員登場。登場侵蝕をお願いします。
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (57 → 61)
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 2)増加 (44 → 46)
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を1D10(→ 8)増加 (57 → 65)
GM:
小津:「あッそうだ」
小津:「あの赤いの、結構派手に暴れてるみたいですよ」
藍畑 相馬:「なんでそれ今まで言うの忘れてんだアホ!」
小津:「だってぼくも忙しいんだもん」
小津:「五足の草鞋履いてますからね」
”青行灯”:「手足4本と後はどこで履くのか」
白槻 椿:「そういえば私も1度とはいえ襲ってきたな」
藍畑 相馬:「手当たり次第に襲うのはやばいんじゃないんすか?」
白槻 椿:「さて、私の場合は青行灯くんの匂いで狙われたようだ」
白槻 椿:「キミの関係者、もしくは立ち寄った場所が狙われているのかもね」
藍畑 相馬:「匂い…」あんの?こいつに?みたいな顔で青行灯を見ている
”青行灯”:「えぇ……交友関係は広すぎるくらいなんだけどなぁ」
”青行灯”:「とりあえず心当たりあるやつ全員に確認してみるか?」
白槻 椿:「実害が出ている…となれば放っておく訳にもいかないね」
藍畑 相馬:「灯篭持ってんだろ?そういう特殊な灯りなら探せたりしねえのお前」青行灯にそう尋ねる
”青行灯”:「いや、一応まぁあるけど」歯切れが悪そうに
”青行灯”:「俺の戦闘スタイルが刀だから振り回すのに結構邪魔で出してないんだよ」「じゃあ試しに出してみるか」
”青行灯”:ポンという音と共に肉体が少し縮み青い光を放つ行燈が現れる。
小津:「思ったより小さいですね。腹減ってんです?」
藍畑 相馬:「出力不足になるくらいには力使ってるってことだろ」
”青行灯”:「普段やらない事をやってるからどうしてもね」
藍畑 相馬:「この行燈が案内してくれる感じか?」
小津:「...いや、」
小津:「誘蛾灯でしょうな」
藍畑 相馬:「………え、寄ってくんの?」
白槻 椿:「匂いだけでも寄ってくるんだから、力を使えば…そうなるだろうね」
”青行灯”:「ひょえ……」少女姿の青行灯が珍しく泣きそうな顔になる
”赤灯篭”:ひゅん、と風切り音がした。
”赤灯篭”:木々が揺れる。
白槻 椿:「おや、早速お出ましの様だよ?」
”青行灯”:「なんでこんな縮んでる時に!? ムリムリー!間が悪いー!」白槻にすがりつく
藍畑 相馬:「お前マジでやばいもん引っかけてねえ?」呆れかえりながらも木が揺れた方向を見やる
白槻 椿:「ははは、そのままでもいいが相手は良く見ていてね」
”赤灯篭”:土煙が舞う。
”赤灯篭”:遅れて数メートル先へ、地響きを鳴らして地に落ちた。
”赤灯篭”:「い た」
”赤灯篭”:「みつけ た」
白槻 椿:「やあ、また会ったね」紅い男に声をかける。
”赤灯篭”:「おま えの弓 おもし ろい」
”赤灯篭”:「おれ たちいる そのなか」
藍畑 相馬:「はしゃぎすぎだろ………」少しげんなりしながら青行灯を隠すように前に出る
白槻 椿:「おや、わかるのかい。中々鋭いね」
”赤灯篭”:「へ び」灯篭を引きずる。近づく。
”赤灯篭”:「うしろ あお い る」
藍畑 相馬:「おお、それもわかんのか」
”赤灯篭”:「わ かる」げたげた嗤う。
”赤灯篭”:黒い顔に、千切れそうな白い歯が開く。
藍畑 相馬:「じゃあ俺がまざってんのも見えてそうだな、お前」楽しげにそう返す
藍畑 相馬:「名前は?」
”赤灯篭”:「 あか」
藍畑 相馬:「へえ………、色なのか」
白槻 椿:「あか。青行灯くんを見習うなら”赤灯篭”くんかな?」
”青行灯”:「けっ!キャラ被りはごめんだよ」二人の後ろで唾を吐く
藍畑 相馬:「俺は黒だ、“くろぐつな”」
白槻 椿:「さて、青行灯くんを私が捕まえるかキミが殺すか」「結果的には私が先だったようだが」
白槻 椿:「譲るわけにはいかないのでね、諦めて大人しく帰ってくれないだろうか?」
”赤灯篭”:「そ れは」灯篭が消えた。
”赤灯篭”:辺りが暗くなる。
”赤灯篭”:「いやだ」
”赤灯篭”:背からずるりと、赤と青の幾何学の刃。黒い身体に赤い文様。
”赤灯篭”:空の灯篭が、魂を入れる行灯が。
”赤灯篭”:誘うように揺れている。
白槻 椿:「おやおや。やる気十分って感じだね」
白槻 椿:「青行灯くん、本当に彼に見覚えはないのかい?」足元の小さな青行灯をちらりと見て。
”青行灯”:「あんなキャラ被りというか”本物”っぽいやつがいれば真っ先に殺しているよ」
”青行灯”:「”青行灯”の起源を獲得するのにあれほど邪魔そうなのはいないだろう?」
”赤灯篭”:「傲 慢」「よくば り」
”赤灯篭”:「お れとおな じだ」
藍畑 相馬:「“本物”だろうが“偽物”だろうが俺にはお前以外に“青行灯”の知り合いはいねえよ」
藍畑 相馬:「それでいいだろ、別に」
白槻 椿:「おや、粋なことを言うじゃないか」
”青行灯”:「……たらしめ」
白槻 椿:「はっはっは、という訳だ。すまないが、彼が欲しいなら力づくで来るといい!」
”赤灯篭”:「————!!!!」
”赤灯篭”:木々が激しく梢を揺らした。
GM:ミドル戦闘を開始します。
GM:
GM:エンゲージは前方5mに”赤灯篭”。
GM:イニシアチブは3です。
GM:
GM:ラウンド1
GM:セットアップ!
藍畑 相馬:ない
”青行灯”:先陣の火を宣言!
”赤灯篭”:《先陣の火》
”青行灯”:シーン1回行動値+10するよ
”青行灯”:!?
”青行灯”:お前もか
”赤灯篭”:行動値+10
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を9(→ 9)増加 (46 → 55)
白槻 椿:こちらはなし
GM:
GM:イニチアチブ13
GM:PC優先。青行灯さんの手番です。
”青行灯”:ほいさ
”青行灯”:マイナー:氷炎の剣+地獄の氷炎 白兵武器を作るよ。地獄の氷炎の強化はG値の方に設定
”青行灯”:メジャーアクション【灼刀一刃-燭陰-】一閃+コンセントレイトハヌマーン
”青行灯”:全力移動し”赤灯篭”にエンゲージ。そして攻撃じゃい
”青行灯”:特に妨害が無ければ判定に移るよ
GM:ない!
”青行灯”:5dx8+7
DoubleCross : (5DX8+7) → 10[3,6,8,9,9]+7[3,5,7]+7 → 24
”青行灯”:さぁリアクションは?
”赤灯篭”:ガード!
”青行灯”:3d10+7
DoubleCross : (3D10+7) → 9[1,7,1]+7 → 16
”赤灯篭”:でめ わるい
”青行灯”:うる さい!
GM:演出!
GM:
GM:
”青行灯”:浮き上がる行灯、消えゆく光。似た戦い方に似た姿。思う事がないわけではないが
”青行灯”:それはそうと戦いにおいて慣れている場を用意されたことはありがたくもあった。
”青行灯”:一瞬の明滅。目の死角が広がる時。俺は動き出す。
”青行灯”:「……さて、小手調べだ”赤灯篭”!」
”赤灯篭”:ず、と灯篭が持ち上がる。
”赤灯篭”:笑みが割れた。
”青行灯”:暗夜にくり出すは蒼い火を纏う短刀。それに交じる黒の刃。
”青行灯”:お前ならどう対処する?
”赤灯篭”:短刀を腕で受け、手元に引き寄せた。
”赤灯篭”:「おま えの あお」
”赤灯篭”:「.....おれの だ!」
”赤灯篭”:青が赤へと変じた。
GM:
GM:イニシアティブ13
”赤灯篭”:《コンセ》3《一閃》1《援護の風》7《ウィンドブレス》3《疾風迅雷》3
”赤灯篭”:《神速の鼓動》
”赤灯篭”:対象は青行灯、白槻、藍畑
”赤灯篭”:14dx@7+9
DoubleCross : (14DX7+9) → 10[2,2,2,3,3,3,4,4,5,6,6,8,8,10]+10[1,5,9]+2[2]+9 → 31
藍畑 相馬:素手でガード
”青行灯”:ガード
白槻 椿:ガード
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を9(→ 9)増加 (46 → 55)
”赤灯篭”:4d10+23
DoubleCross : (4D10+23) → 17[1,4,2,10]+23 → 40
藍畑 相馬:ガード値6引いて34ダメージ、HP15で生きてる
白槻 椿:装甲込みでも耐えられないな、リザレクト
”青行灯”:G18装甲8 14ダメ 残り17 生きてる!
白槻 椿:65+1d10
DoubleCross : (65+1D10) → 65+9[9] → 74
”青行灯”:”青行灯”のHPを14(→ 14)減少 (31 → 17)
白槻 椿:HP9、浸蝕率74へ
GM:
”赤灯篭”:短刀を砕く。灰へと変じる。
”赤灯篭”:背の赤と青の刃が、空中へ広がる。
”赤灯篭”:「 うけて 」
”赤灯篭”:「み ろ!」
”赤灯篭”:木々を薙ぎ払い、倒しながら胴体を切り裂いてゆく。
”青行灯”:軽い肉体がはじけ飛ぶ。炎が吸われ現るは頭骨。
”青行灯”:「~~~~ッ!」「こいつ 嫌いだ!」
藍畑 相馬:飛んでくる刃から目を離さずに腕で受ける
藍畑 相馬:ギンッ…!という常人では有り得ない音とともに弾きとばして
藍畑 相馬:「いっ……てえな!」
白槻 椿:避けられないと判断。最低限の受けの構えを取る。
白槻 椿:喰らったとしても、即座に反撃できるように。
白槻 椿:「ぐぅ……っ!」「気に入りの服が、台無しだね全く!」
”赤灯篭”:「 どうだ」
”赤灯篭”:「どけば おわりになる」
”赤灯篭”:「どう する」
藍畑 相馬:「退かねえよ」言った後にべ、と舌を出して
藍畑 相馬:「こいつは俺に借りがあんの、返させるまでいなくなってもらっちゃ困る」
白槻 椿:「悪いが…やられっぱなしというのは…性に合わなくてね」
白槻 椿:「次は私の番だ」ギリ、と弓を握る手に力が籠る。
”青行灯”:「……なんか思ってたんと違うお誘いの断られ方を為されたんだが」
”青行灯”:「どうしてくれるんだよ赤いの」
”赤灯篭”:「すかれてる」
”青行灯”:「そうかあ?」
GM:
GM:
GM:イニシアチブ9
GM:白槻さんの手番です。
白槻 椿:はーい
白槻 椿:マイナーは…まあなしでいいか
白槻 椿:メジャー:必中の弓を使用し、《ペネトレイト》で攻撃。
白槻 椿:対象は”赤灯篭”。
GM:妨害などありません。
白槻 椿:OK、では判定直前に《砂の加護》《砂塵霊》を使用。ダイス+4、ダメージ+12
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を6(→ 6)増加 (74 → 80)
白槻 椿:これにより更にダイス増加。
白槻 椿:10dx10+20
DoubleCross : (10DX10+20) → 10[2,3,4,4,6,6,6,8,9,10]+5[5]+20 → 35
GM:ヒエ~
”赤灯篭”:ガード。
白槻 椿:ではダメージ。
白槻 椿:4d10+11+12+1d10 装甲無視
DoubleCross : (4D10+11+12+1D10) → 19[7,7,1,4]+11+12+6[6] → 48
”赤灯篭”:まだまだ!
GM:演出!
GM:
白槻 椿:スゥと淀みなく弓を構える。
白槻 椿:手傷を負っていようとも、その所作に乱れはなく。
白槻 椿:(飛行する刃、機動力を奪っても効果は薄いか。ならば…)
白槻 椿:普段なら膝や肩を狙う所だが、今回は。
白槻 椿:「……ッ!」
白槻 椿:水月、そして手に持つ”灯篭”。
白槻 椿:間髪入れずに二射を放つ。
”赤灯篭”:「ぎ っ」
”赤灯篭”:刃を飛ばし、軌道を逸らそうとするも。
白槻 椿:放たれる矢に実体はなく。
白槻 椿:刃をすり抜け、僅かに減衰させたのみ。
”赤灯篭”:「い いたい!」
”赤灯篭”:「しらない それなんだ」
白槻 椿:「キミのような存在には滅法効くモノさ」弓を揺らして。
”赤灯篭”:「....おまえ ねらう」
”赤灯篭”:「きけんだ」
GM:
GM:
GM:イニシアチブ7
GM:藍畑さんの手番です。
藍畑 相馬:はあい
藍畑 相馬:マイナーで《骨の剣》
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を3(→ 3)増加 (61 → 64)
藍畑 相馬:メジャーでコンボ「くろぐつな」 《コンセントレイト:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》
藍畑 相馬:赤灯篭に攻撃
藍畑 相馬:妨害は?
GM:ない!
藍畑 相馬:判定前にコンボ「ようごう」 《原初の紫:紡ぎの魔眼》
藍畑 相馬:7dx7+4
DoubleCross : (7DX7+4) → 10[2,2,3,4,6,9,9]+5[1,5]+4 → 19
藍畑 相馬:回んね~
”赤灯篭”:ガード
”青行灯”:ここで凍てつく刃を差し込むよ。攻撃力+[1D+12]
藍畑 相馬:サンキュ
藍畑 相馬:ダメージ
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を3(→ 3)増加 (55 → 58)
藍畑 相馬:2d10+1d10+16+12
DoubleCross : (2D10+1D10+16+12) → 15[5,10]+6[6]+16+12 → 49
GM:あつ
GM:それはまずいですね
藍畑 相馬:諸々有効
GM:普通に倒れますわ
藍畑 相馬:おし
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を5(→ 5)増加 (64 → 69)
GM:演出!
GM:
GM:
藍畑 相馬:(これすんのははじめてだな……)
藍畑 相馬:ふー、と深く深く息を吐き出して影の操作に集中する
藍畑 相馬:蛇が巻きつくかのように影が蠢き、両の腕を黒い鱗のように覆う
藍畑 相馬:(この状態から……殴りかかるイメージで)
藍畑 相馬:(影だけ伸ばす………っと)
藍畑 相馬:ぶん、と腕を大きく振りかぶると同時に
藍畑 相馬:まるで腕が蛇に変わって、襲い掛かるかのように伸びて飛びかかっていく
”赤灯篭”:「っ この」
”赤灯篭”:「じゃ ま!」
”赤灯篭”:蛇を避けようとするも。追いつかない。
”赤灯篭”:「く ろ!」
”青行灯”:「……影は光が強くなるほどに濃くなる」
”青行灯”:藍畑の影の中に一つの焔が入り込んでいた。
”青行灯”:「『灼刀三刃-蓑火-』。一人で戦っているお前には使えない技だ」
”青行灯”:「好きに使えよ藍畑相馬。蒼い炎を塗り替えろ」
藍畑 相馬:「ナイス、濃い方が操りやすいんだよな……っと」焔でさらに大きく黒くなった自分の影を操作する
藍畑 相馬:「食われてろ」
藍畑 相馬:がば、と飲み込むように広がり、灯篭の灯りすらをも暗闇に染め上げる
”赤灯篭”:「ぎ ぎぁ」
”赤灯篭”:しゅう、と
”赤灯篭”:灯篭の火が消えた。
”赤灯篭”:「.........」
”赤灯篭”:「つよい!」
藍畑 相馬:「そりゃどうも、連携プレーってやつだ」
”赤灯篭”:「つよい.....」大の字で寝転がる。
藍畑 相馬:「………ガキかよ」ちょっと笑えてきている
”青行灯”:「……さて」少女体になりつつ”赤灯篭”の頭の横に座る
”青行灯”:「どこの差し金だ。目的は。その他すべてを吐け」
”赤灯篭”:「ぶたれる」刃を仕舞ってゆく。
”赤灯篭”:「おこられるの よくない」
”青行灯”:「だれに?」目が細めながら足を揺する。
”赤灯篭”:「むらさきの」
”青行灯”:「……この制服の奴らか」少女体のままに福猫飯店図書館警察の紫色の学ラン姿になる。
”赤灯篭”:「.......みたくない...」
藍畑 相馬:二人の会話を邪魔しないように静かにしながらも“赤灯篭”の倒れている下に存在する影に自分の影を触れさせる
藍畑 相馬:《シャドウダイバー》──なにを感じてるのか、それだけでもわかれば御の字だろう
”赤灯篭”:不安と少しの友愛。
”赤灯篭”:埋め込まれた青行灯への敵意。
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を2(→ 2)増加 (69 → 71)
藍畑 相馬:「………………なるほど?」と隣の椿さんに目をやって
藍畑 相馬:「こいつ、操り人形にされてるっぽいっす。…椿さんの家の人ほど露骨じゃねえけど」
白槻 椿:「……ふむ。記憶の操作か、感情の操作あたりか」
”赤灯篭”:「むらさきのにされた」
”赤灯篭”:「ぐるぐるする...」
”青行灯”:「……どうする?」侮蔑の視線を送りながら白槻を見る。
”青行灯”:「マテリアルが絡んでるかどうかはわからんが左目左手同様に体内にあるってんなら殺せば手に入るぞ」
藍畑 相馬:「やめとけやめとけ」
白槻 椿:「さて…。マテリアルの片鱗もなし、おそらく適合者本人ではないと思うが」
藍畑 相馬:「もうほぼガキじゃねえか、弱いもんイジメみたいになるぞこっちが」
白槻 椿:「これ以上、襲って来ないと約束するなら見逃してもいい」
白槻 椿:「魂を盗んだという記憶も恐らくは植え付けられたものだろうしね」
”赤灯篭”:「ない!」「でも」
”赤灯篭”:「むらさきのにぶたれる」
”赤灯篭”:「ちゃんとできなかった」
”赤灯篭”:「...こわい」
藍畑 相馬:「………お前さあ、噓つくの苦手?」これはまあある意味賭けだ
”赤灯篭”:「へた」
藍畑 相馬:「まあだろうな」
藍畑 相馬:「………じゃあお前はここから黙ってりゃいい」
藍畑 相馬:「俺が、こいつと、一緒にどうにかしてやるよ」と青行灯を親指で示す
”青行灯”:「えぇ~~……」
”青行灯”:「なにをするつもりか知らねえけど、それはコイツの為の労働か?」
藍畑 相馬:「お前のためでもあるっつの」
藍畑 相馬:「言ったろ、お前が俺に借り返すまでいなくなられちゃ困んだよ」
”青行灯”:「……はぁ」諦めたように俯き
”青行灯”:「運が良かったな、助かるらしいぞ。」”赤灯篭”の頭をぺしぺし叩く
白槻 椿:「何か考えがあるようだが…好きにやってみるといいさ」
白槻 椿:「いざとなったら”暴夜書房”で匿おう、樋口もそれぐらいの懐はある」
藍畑 相馬:「うす、ありがとうございます。んじゃ………やるか」そう言って目を閉じる
藍畑 相馬:影が、徐々に身体に纏わりつき相馬の姿が滲むように姿を隠す
藍畑 相馬:(青陽の起源は……春、だったな)
藍畑 相馬:起源、混ざった中で自分の中に潜むそれ
藍畑 相馬:拾い上げるように身体になじませ、目を開く
青陽:「ふむ、…こんな感じでしょうか」
”赤灯篭”:「くろがくろじゃない」
”赤灯篭”:「な なに!」
青陽:体格が大きく変化しなくて助かるな、という気持ちで
白槻 椿:「へえ、上手く化けたものだね」素直に感心する。
”青行灯”:「うわ……似すぎてて気色わりぃ」
青陽:「ボロが出ないように気を付けます」
青陽:「いや、かたっ苦しいなこれ………」青陽が絶対にしないような砕けた口調になるが、今はいいだろう
”青行灯”:「で?物まね選手権をしたいわけじゃないんだろ?作戦を教えろよ」
青陽:「ああ、お前がこの状態の俺つれて戻れば」
青陽:「“赤灯篭”の監視の手はゆるむ可能性高いだろ」
青陽:「虎穴に入らずんば虎子を得ず、ってことで」
”赤灯篭”:「ぶたれない?」
青陽:「おう、お前にも貸し一つな」
”青行灯”:「……俺が受けた任務は青陽の始末だ。拉致からすぐに処分されかねない。かなり危険な賭けだぞ」
青陽:「賭けに負けたら暴れるだけだろ」
青陽:「マテリアルは2個俺が持ってんだしな」
白槻 椿:「随分と大雑把な作戦だが…物は試しだ、やってみようじゃないか」
青陽:「なんで青陽を消す必要があんのかもわかりゃ御の字ってことで」
”青行灯”:「……その作戦の目的を考えれば俺はたぶんいざという時に手を貸せない」
”青行灯”:「……孤独な戦いになるぞ」
青陽:「構わねえよ」
青陽:「その覚悟してなきゃ言い出さねえしやろうとしねえ」
白槻 椿:「その作戦なら私も中には入れないからね。失敗した際、脱出のために拠点傍で待機していよう」
青陽:「オーケーオーケー、じゃあ俺が小津の悪友だってところを見せようじゃねえか」
青陽:「物は言いよう、あいつよりも厄介な噓つきなんざそういねえさ」
GM:
GM:
GM:シーンカット。ロイスの取得と調達が可能です。
”青行灯”:ロイスは保留
白槻 椿:保留~
藍畑 相馬:ロイスはどうすっかな~
”青行灯”:購入はブルゲ
藍畑 相馬:シナリオロイスが雲雷だしなあ(まだ取ってないし) 保留で
”青行灯”:1dx+4>=20
DoubleCross : (1DX10+4>=20) → 9[9]+4 → 13 → 失敗
”青行灯”:はい
藍畑 相馬:購入は応急手当
藍畑 相馬:2dx+4>=8
DoubleCross : (2DX10+4>=8) → 10[3,10]+7[7]+4 → 21 → 成功
藍畑 相馬:!?
白槻 椿:応急かな~
藍畑 相馬:即使いまーす
小津:おめでとうございます最高級ですよ
白槻 椿:3dx+2
DoubleCross : (3DX10+2) → 10[7,9,10]+4[4]+2 → 16
藍畑 相馬:15+2d10
DoubleCross : (15+2D10) → 15+12[6,6] → 27
白槻 椿:変えたので即使う
白槻 椿:9+2d10
DoubleCross : (9+2D10) → 9+9[4,5] → 18
藍畑 相馬:以上で
ミドル6
GM:ミドル6
GM:シーンプレイヤーは青陽さん。
GM:他登場不可。
GM:登場侵蝕をお願いします。
青陽:青陽の侵蝕値を1d10(→ 3)増加 (52 → 55)
GM:
GM:
GM:どこまでも、どこまでも。
GM:鮮やかな向日葵が広がっていた。見上げれば果ての無い空。
雲雷:「せーよう!」
青陽:「はい、ここに」
雲雷:向日葵と同じくらいの背丈。
雲雷:「ね、かくれんぼしよ」
青陽:「いいですよ、どちらが隠れますか?」
雲雷:「私」
雲雷:一瞬、どこか大人びて。
青陽:「では、10待ちましょう」
青陽:後ろを向いて、10数え始める
青陽:「――10」
青陽:目に付く範囲には、当たり前のごとくいない
青陽:向日葵を倒さないように、中に歩いていき
青陽:…向日葵畑の畝の近く
青陽:「…見つけた」
雲雷:その姿は、小さな少女のものではなく。
雲雷:どこか恋をしているような、女性の姿をしていた。
雲雷:あなたには見覚えがある。
雲雷:忘れているだけで。
青陽:「………」
青陽:「雲雷」
青陽:思えば、名前を呼んだのは、ここが初めてだったのかもしれない
雲雷:「...みつかっちゃった」身体を起こす。
青陽:「見つけますよ」
雲雷:「どうして」
青陽:何回でも、とは言えなかった
青陽:「離れないで、と言ったのはあなたでしょう」
雲雷:「...そうだね」俯く。
雲雷:「青陽、変わったんだねえ」
雲雷:「話し方とか、手を引く仕草とか。」
青陽:「…ええ、恐らくは」
青陽:「断片的にですが、思い出してきました」
雲雷:「それは夏を?」
雲雷:「それとも春を?」
青陽:「両方、ついでに冬も」
雲雷:「私はここに居るよ」
雲雷:両手を伸ばす。頬に触れる。
雲雷:「....どうしたい」
青陽:「……せめて、あなただけは許されるように」
雲雷:「あの子たちが悲しむよ」
青陽:「そも、ただの亡霊の幻のようなものです」
青陽:「夢は終わるもの、そうでしょう?」
雲雷:「終わるなら」
雲雷:《ミッドナイトシネマ》
雲雷:「繰り返せばいい。何度だって」
雲雷:向日葵が。枯れ征く。
雲雷:一輪残らず。
青陽:……GM
青陽:RHO開示宣言します
GM:許可します。開示をどうぞ。
RHO
生前のあなたは雲雷と仲睦まじい関係にあった。だが、あなたには許嫁がいた。
あなたは駆け落ちをした。
そして、雪が降り頻る夜にあなたは殺される。筈だった。
雲雷があなたを庇って刺され、死んでしまう。
雲雷はマテリアルの”再演“により、その過去を忘却させ改変させようとしている。
このRHOを開示した時、あなたは《ミッドナイトシネマ》を無効化できる。
雲雷 -> 青陽:「夏(あたし)を殺して、春(あなた)を生かしたからだよ」
雲雷 -> 青陽:「だからね、今の時間はね」
雲雷 -> 青陽:「やりなおし」
雲雷 -> 青陽:「今度はあなたが死なないように」
雲雷 -> 青陽:「殺されないように」
青陽 -> 雲雷:「……ああ、本当に我ながら」
青陽 -> 雲雷:「度し難い男だ」
雲雷 -> 青陽:「素敵なひとよ」
雲雷:背を伸ばして、軽く頬にキスをする。
青陽:「…俺は俺を許せないよ」
雲雷:「あたしが許すの」
雲雷:「だから、ずっと」
雲雷 -> 青陽:「一緒に居ましょう」
青陽 -> 雲雷:「ここから動かないのであれば」
青陽:「一緒にいる、ということで」
青陽:
青陽:最初から、正しいことをしようなど、烏滸がましかったのだ
青陽:幽霊が最後にできることなど一つだけだ
青陽:夜が下りてくる、桜の花がどこからか流れてくる
青陽:「…"お花見"」
青陽:それは春の思ひ出の全て。
青陽:「あげるよ、約束通り、全部」
青陽:青陽と呼ばれる怪異の全て。
青陽:「……愛しているよ、――」
雲雷:「私もよ、 」
雲雷:「だから、」
雲雷:「だから、おねがいだから」
雲雷:「消えないで...」縋りつく。
雲雷:「あなたは、貴方の春は」
雲雷:「一人だけのものじゃなかったでしょう....!!」涙が止めどなく溢れている。
GM:桜に混じり、酒精の薫りが。
青陽:「でも、君一人のためのものだった」
GM:桜に混じり、話し声が。
雲雷:「もう沢山よ」
青陽:「なら、春が来たら思い出してくれ」
GM:桜に混じり、行灯の光が。
雲雷:「一人で過ごす冬がどんなにさみしいか」
青陽:「だったら、人を頼ってほしい、青陽という名前を出せば君の近くにいてくれるであろう人を、残してきた」
GM:桜に混じり、うつくしき弓が。
雲雷:「待って、駄目」
青陽:はたり、と雲雷の手の上に、扇が落ちる
青陽:気づけば、扇と、春の幻以外には、そこには何もない
青陽:
青陽:恥の多い人生を送ってきた。
青陽:田舎の生まれだった、家は大きいが、かつての俺にとってはそれだけだった。
青陽:だが、長子の俺にとってはこの先一生をともにしなければならない場所でもあった。
青陽:許嫁もいたが、それも俺にとっては鎖に感じる物だった。
青陽:
青陽:教養のために京に出た。
青陽:勉強をすれば、田舎で少しは偉ぶれるだろうと親を説得してようやく。
青陽:街で記者として記事を書きながら、時々文を書いて。
青陽:仕事のついでで京の街中で出会ったお嬢さんに恋をした。
青陽:ある、夏のことだった。
青陽:
■■:「ねぇ、どうしていつもそんなに気難しい顔をしているんです?」
■■:「だめですよ、貴方はきれいな顔をしているのだから。」
■■:「笑っていないと!」
■■:「…すまない、習性なのかもな」
■■:「こうだろうか…うまくいっていなければそれはそれで君に申し訳ないな」
■■:「...ふふっ」
■■:「..わざとなの..?」
■■:「…ほら、君の方が素敵な笑顔だ」
■■:「…もっと見たい、どうすればいい?」
■■:「エスコートして」
■■:「紳士なんでしょう?」
■■:「ああ、それなりには身に着けたつもりだ」
■■:見よう見まねで手を取り、引いていく
■■:「…今度は、どこに行きたい?」
■■:「海は見たわ。川涼みもした」
■■:「...ぁあ、そうね」顔に手を添えて。
■■:「あなたの瞳のような、桜を見て見たいわ」
■■:「なら、春になったら花見に行こうか」
■■:「冬は嫌いよ」
■■:「東京はどうだろう、あそこなら冬もまだ寒くない」
■■:「冬のうちに行って、春には上野の桜を見るんだ」
■■:「....あぁ、帰りが無くなってしまったわ」
■■:「どうしましょうか」
■■:「…俺の家に、来ないだろうか」
■■:「....笑った」
■■:「?」
■■:「嬉しそうな顔」
■■:「……そうだな」
■■:「君といて、嬉しい」
■■:「沢山いられるのであれば、もっと嬉しい」
■■:「あぁ、駄目」「溢れちゃう」
■■:「...好きよ。あいしてる」
■■:「俺もだ、愛してるよ」
青陽:
青陽:冬には、故郷に戻るように言われていたが、俺はそれを無視した。
青陽:二人で逃げた。東京行の列車に乗って。
■■:早朝のホーム。
■■:雪が積もっていたのをおぼえている。
■■:「寒くないか」
■■:自分用の外套をかぶせてやりながら
■■:「平気」
■■:「これからの事を考えれば、ちっとも―――」
■■:「俺もだ、一緒にいよう、ずっと」
■■:返事はなかった。
■■:「――?」
■■:代わりにあるのは、許嫁と
■■:紅く染まった包丁。
■■:「……お前」
■■:底冷えするような声を投げ、彼女を抱き上げる
■■:「はっ、はっ....ぁ....」全身から力が抜けていく。
■■:「...おはな、み...」
■■:車掌を呼び、急いで近くの医者に来てもらう
■■:「…だいじょうぶだ、必ず、つれていく」
■■:「なら...寒く...」
■■:ない、と口が零して。
■■:夏(あたし)を殺して、春(あなた)を生かした。
青陽:
青陽:それからのことは、あまり覚えていない。
青陽:ただ、彼女は死に、俺は連れ戻され
青陽:その後、春の海に、身を投げた。
青陽:
GM:
GM:
GM:ロイスの取得のみ可能です。
青陽:雲雷へのロイスを
青陽:■■ 〇純愛/未練 で取って
青陽:終わり
GM:
クライマックス
GM:クライマックス
GM:全員登場。
GM:登場侵蝕をお願いします。
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 2)増加 (71 → 73)
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を1D10(→ 1)増加 (80 → 81)
白槻 椿:よっしゃー!
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (58 → 63)
青陽:青陽の侵蝕値を1d10(→ 9)増加 (55 → 64)
GM:
GM:眼前に聳えるは煉瓦造りの倉庫。
その建物の奥のハッチを開けて、螺旋階段を降り、鋼鉄のドアのナンバーロックを開く。
小津:「は~」
小津:「くくく」「お似合いですよ『青陽』さん」
青陽:「それはどうも、『小津様』」わざとらしく様を付けて煽るように
小津:「あーあー、白槻さん聞こえてます?」
小津:「合図したらぶち抜いちゃってください」
白槻 椿:『聞こえているよ、任せておきたまえ』と、風に乗せた声が届く。
青陽:「白槻様にあまり迷惑はかけないようにしたいですね」若干の呆れが口調に滲む
”青行灯”:「おっ、ちょっと似てたな今の」
青陽:「………これでも二ヶ月くらいの付き合いはありますので」
青陽:そういう反応はバレるからやめろ、と目で訴える
”青行灯”:苦笑いしつつ口の前で×を作る。
”青行灯”:「ほんじゃあ俺は基本的に事務的な事以外は喋らない方向で。あとはお前の筋書きに任せるぞ。小津」
小津:「お任せあれ」
小津:「小津劇場の開演ですよ」
GM:扉が開くと――――
”事務局長”:「...随分と遅かったじゃないか」
”事務局長”:「首尾は」顔を上げずに聞く。
小津:「こちらこの通り。青行灯は中々使えますよ」
”青行灯”:会釈を返す。「抜かりなく。“献身的な亡霊庭師”青陽見つけてまいりました」
”事務局長”:「遺体は?」
”青行灯”:「春には消える精を切り、遺体が残らねば切った証明も出来ませんので」
”青行灯”:それだけ告げ”偽”青陽を前に出させる。
青陽:「どうも、お初にお目にかかります」そう言いながら、会釈する
青陽:「どうせ夏になれば消えうる命をわざわざ狙われる真意をお尋ねしても?」
”事務局長”:「...雲雷とか言ったか」
”事務局長”:「アレはマテリアル適合者だ」
”事務局長”:「お前達と同じな」
青陽:「彼女が………ですか」名乗られてないがあいつだろう、と驚くことはせずに
”事務局長”:「”右目”だ。計画に邪魔でしかない」
”事務局長”:「お前が夏に消えると雲雷は永遠に夏を再演する」
”事務局長”:「だから消す。単純明快でいいだろう?」
”青行灯”:「ボソリ(左目の対、あちらは悪い未来を予見する目だったが、右目は理想の未来を見る目だったろうか)」
青陽:「ふむ、そういう事情でしたか」顔には一切怒りを出さずにそう返す
青陽:「俺は何も覚えていないのですが、なにか関係があるんでしょうね」
”事務局長”:「忌々しい記憶処理だ」
”事務局長”:「...樋口め...」
青陽:「おや、ここで彼の名が出されるとは…俺の記憶喪失は彼の仕業なんですね」
”事務局長”:「秩序側(UGN)ならお手の物だろう」
青陽:なるほどな、という納得と同時にあいつは本当に向き合わねえ奴だなと
青陽:内心で怒りを抱えながら、今まで見てきたあいつを再現していく
小津:「ちょ、ちょっと藍畑さんおっぱじめるつもりですか」
小津:「あッ」
青陽:「………クソ馬鹿」
青陽:「てめえが俺の足引っ張んな」
小津:「生まれて初めて言い返せないかも」
小津:「椿さん、やっちゃってください」
白槻 椿:その言葉を発した瞬間、地下の広い空間に一陣の風が吹く。
白槻 椿:その一筋の風は小津の頬を掠め紅い筋を引き。
白槻 椿:事務局長の額を正確無比に穿つ。
白槻 椿:狙撃。鋼鉄の壁に囲まれた地下空間であろうと。
白槻 椿:霊力で編まれた矢に意味は成さない。
”事務局長”:「...........」
”事務局長”:顔を上げた。血が溢れる。
”青行灯”:「”事務局長”~!?ご無事ですか~!?(棒」駆け寄りそばに寄るよ。
藍畑 相馬:「はあ………馬鹿のせいで俺の努力がおじゃんになった」
藍畑 相馬:溜息とともに解けるように変身がとかれる
”青行灯”:ひとまず演技を続けつつ脈を取ってみるよ
”事務局長”:脈は無い。
”青行灯”:軽くガッツポーズ
藍畑 相馬:「………異化してたら生き返んじゃねえの?」
白槻 椿:カンカンカン、と螺旋階段を下りてくる。
白槻 椿:「視えはしなかったから勘で射ったが、うん。仕事は果たしたようだ」
藍畑 相馬:「ええ……、勘で当たんのかよ………こわ」若干引いてる
”事務局長”:「聡いな、”くろぐつな”」目が蠢く。
”事務局長”:「異化した者は生き返る」
”事務局長”:「例外は無い」青行灯の腕を掴む。
”青行灯”:「おぉ流石です”事務局長”殿……”事務局長”殿?」
藍畑 相馬:「青行灯!…腕を斬れ!」一気に警戒態勢に
”青行灯”:「やだな~私達そんな関係じゃないでしょう?いったい何のつもりだ馬鹿野郎」
”青行灯”:藍畑の声を合図に瞬時に少女の形態に切り替わり掴む腕を擦りを抜ける。
白槻 椿:「流石に一撃では逝かないか。青行灯くん、離れなさい」
”事務局長”:「いや、痛打だよ白槻の」
”事務局長”:「こいつを引き出させる動機が出来た」
”赤灯篭”:どん、と
”赤灯篭”:天井から落ちる音。
”赤灯篭”:その目に光は無く。
”事務局長”:「異形はこうして扱うといい。意思を消して」
”赤灯篭”:「—————!!!!」両手は拘束され、口は塞がれていて。
”事務局長”:「繰り人形にする。」
藍畑 相馬:「…俺、あんたのこと心底気に食わねえ奴だなと思うぜ」
藍畑 相馬:「最近よお…俺の周りは全員といっていいほど俺の気分を最悪にすんだよ」
”青行灯”:「……」苦笑いで顔を伏せる
藍畑 相馬:「てめえも殴るわ、腹立つ」
”事務局長”:「やれ。」
”赤灯篭”:「————」押し殺した悲鳴を上げて、高く空に飛び上がる。
白槻 椿 -> 雷鳥:
”青行灯”:「平和的にはいかないようで」紫の制服を刀に転じさせる。
白槻 椿:「さて、ご高説のところ申し訳ないが」
”赤灯篭”:中空に赤と青の刃を生成させられる。切っ先が三人へ向いてゆく。
白槻 椿:「その手は読めていてね」
白槻 椿:キリ、と再び弓を引く。
”赤灯篭”:10dx
DoubleCross : (10DX10) → 10[3,3,5,5,6,6,9,9,10,10]+6[4,6] → 16
”事務局長”:《妖精の手》
”事務局長”:1dx+20
DoubleCross : (1DX10+20) → 9[9]+20 → 29
GM:射撃で判定をお願いします。
白槻 椿:任せたまえ
GM:上回らなかった場合、赤灯篭は事務局長の《ブレインジャック》によって意思を剥奪され、ジャーム化します。
白槻 椿:わお
”青行灯”:遠慮なく狩れるようになるね!
藍畑 相馬:やだわ~
白槻 椿:29か~
白槻 椿:必中の弓は射撃攻撃にしか使えんからな…
白槻 椿:最悪ロイス割でいこう
白槻 椿:射撃で判定~!
白槻 椿:オート:《援護の風》《ウインドブレス》、《砂の加護》を使用。
白槻 椿:全部乗せ!
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を7(→ 7)増加 (81 → 88)
白槻 椿:15dx+7+9
DoubleCross : (15DX10+16) → 10[1,2,3,3,3,4,4,5,5,6,6,8,8,10,10]+9[5,9]+16 → 35
白槻 椿:しゃおら!
”青行灯”:チッ!
藍畑 相馬:ひゅう♪
GM:ヒェ~ッ
GM:演出!
藍畑 相馬:青行灯はちょっとあとで頭ひっ叩いとくわ
GM:
GM:
白槻 椿:霊力で編まれた矢、不可視の矢を番え。
白槻 椿:そして放つ、これが白槻の魔祓い。……だが今回は違う。
白槻 椿:不可視であるはずの矢を、淡い青い光が包む。
白槻 椿:それは共鳴。悪いモノを見せる力との。
白槻 椿:長兄にしか成し得なかった、”天之加久矢”の限定解放。それをマテリアルにより一時的に引き出す。
白槻 椿:悪しきモノだけを”天之加久矢”に宿る魔により討ち払う。
白槻 椿:「これが今の私の持てる全て。受け取りたまえ」
白槻 椿:―――蒼の一筋を、放つ。
白槻 椿:そして”赤灯篭”の内なる魔を、跡形もなく消し飛ばした。
”赤灯篭”:刃が瓦解していく。
”赤灯篭”:その身体が解かれ、地に落ち。
”赤灯篭”:「...やっぱり、おまえ」
”赤灯篭”:「つよいな」
白槻 椿:「当然だ」「この弓に相応しい力がなくてはね」
”事務局長”:「...使えない奴め...」
”事務局長”:[
”事務局長”:「仕方が無い。僕自身で後処理をしなければ」
GM:壁面のモニタが一枚残らず消えた。
GM:暗闇の中、複数人の気配と足音。
”事務局長”:《不滅の妄執》
”事務局長”:《歪んだ囁き》
”事務局長”:青陽 クソ馬鹿野郎/絶対に殴る○ を 青陽 無関心/無為 へ変更する。
藍畑 相馬:うわ
GM:変更してね。
藍畑 相馬:変更します……
GM:
”事務局長”:「此処には”三人”しかいない」
”事務局長”:暗闇から声がする。
”事■局長”:「お前が前座で」青行灯を指し。
”事■局■”:「お前は二ツ目」白槻を指し。
”■■■■”:「....お前が真打。」
”■■■■”:「まだ数は足りないが。そうさな」
”■■■■”:「同胞の亡骸、簒奪させて貰おうか」
藍畑 相馬:「同胞ってことは…あんたもあれかマテリアルか」
”■■■■”:男の形をした影が、建物を震わせる。
白槻 椿:「かかっておいで。キミも回収させて貰うよ」
”青行灯”:「前座って遠回しに悪口いわれた気がするんだけど……気のせいか?」小首をかしげ、刀を握り直す
GM:
”■■■■”:《ワーディング》
”■■■■”:衝動判定。難易度は8.
”青行灯”:2dx+4>=8
DoubleCross : (2DX10+4>=8) → 9[3,9]+4 → 13 → 成功
藍畑 相馬:思い出の一品使用
藍畑 相馬:2dx+6>=8
DoubleCross : (2DX10+6>=8) → 6[2,6]+6 → 12 → 成功
白槻 椿:3dx10>=8
DoubleCross : (3DX10>=8) → 9[7,8,9] → 9 → 成功
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を2d10(→ 10)増加 (88 → 98)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 3)増加 (73 → 76)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 3)増加 (76 → 79)
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を2D10(→ 5)増加 (63 → 68)
”青行灯”:もっと……上がれ!
GM:
GM:エンゲージは前方10mに”■■■■”。
GM:《不滅の妄執》の解除条件は、青陽の帰還です。
GM:
GM:ラウンド1
GM:セットアップ!
白槻 椿:《限界突破》を使用。《援護の風》を指定し、2回使用可能にする。
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を3(→ 3)増加 (98 → 101)
藍畑 相馬:なし
”青行灯”:ないよ
GM:エネミーもありません。
GM:
■■:ああ、やっとだ
■■:やっと終われる
■■:身勝手だと笑いたきゃ笑え、元より浮世は自己満足の代物
■■:最期にあなたに花いっぱいの春を与えられたのであれば、この亡霊は満足なのだから
GM:
GM:青陽を帰還させるには、三度の衝動判定に藍畑相馬が成功する必要があります。
GM:難易度は8→9→10。
GM:失敗した場合の再挑戦は1d10侵蝕を上昇させる必要があります。
GM:
GM:
GM:イニシアティブ14
GM:青陽さんの手番です。
青陽:ではGM指定あったので
青陽:オートでワーディング宣言(藍畑君を対象に衝動判定を行わせてほしいとのことです)、マイナー無し、メジャー隠密
青陽:以上で
藍畑 相馬:一回目の衝動判定
藍畑 相馬:コンボ「ようごう」 《原初の紫:紡ぎの魔眼》と思い出の一品使用
藍畑 相馬:5dx+6>=8
DoubleCross : (5DX10+6>=8) → 10[2,4,8,9,10]+8[8]+6 → 24 → 成功
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を2(→ 2)増加 (79 → 81)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (81 → 86)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 8)増加 (86 → 94)
青陽:
:気が付けば、そこは京の街並みだった
:葉は落ちて、かさかさと音を立て、街並みは古ぼけており、あなたが見たことも無い光景になっていたが、それは確かに京だと、あなたはわかった
:ふと、眼を向けると、そこには小さな家があり
:家の丸い窓からは。
■■:「…客か」
藍畑 相馬:「………どうも」見慣れているような、全く知らない人のような
藍畑 相馬:そんな不可思議な感覚を覚える
■■:「原稿ならまだだ、あと数分待ってくれ、茶くらいなら出せるが」
藍畑 相馬:「いや、急いでねえから別にいいよ」
■■:「そうか」
藍畑 相馬:そう言いながら、どこか感情に不自然な縛りがあることに気が付いた
■■:「なら、早く帰るといい、そろそろ日も沈む、冷えるぞ、秋の京は」
藍畑 相馬:「盆地だもんな、あんたも身体に気をつけろよ」
■■:すん、と鼻を鳴らし、再び文机に向かう
藍畑 相馬:遠くに、春の気配が滲んでいるのを感じ取る
GM:
GM:
GM:イニシアチブ14
”■■■■”:マイナーなし
”■■■■”:メジャー 《サイレンの魔女》
”■■■■”:33dx
DoubleCross : (33DX10) → 10[1,1,2,2,2,2,2,2,3,3,3,4,4,5,5,5,5,6,6,6,6,6,7,7,8,8,8,9,9,10,10,10,10]+10[3,4,5,10]+9[9] → 29
”■■■■”:対象は藍畑、”青行灯”、白槻
白槻 椿:うーん、わんちゃんドッジ!
”青行灯”:ガードするよ。カバーリング目的
藍畑 相馬:素手でガードしとくか
白槻 椿:5dx>=29
DoubleCross : (5DX10>=29) → 6[4,4,5,5,6] → 6 → 失敗
”■■■■”:3d10+24
DoubleCross : (3D10+24) → 15[5,4,6]+24 → 39
”■■■■”:装甲有効。
藍畑 相馬:サイレンは装甲無視でしょ
GM:そうだわ
白槻 椿:なんでデフォルトでついてるんだろうか(哲学
GM:装甲無視39点。
”青行灯”:白槻さんをカバーリングすんよお
白槻 椿:ありがたい
藍畑 相馬:ガードで6引いて………あー、地味に足りんな
藍畑 相馬:死にます、リザレクト
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 5)増加 (94 → 99)
”青行灯”:計算するまでもなく死
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を1D10(→ 7)増加 (68 → 75)
藍畑 相馬:HP5です
”青行灯”:HP7です
GM:
”■■■■”:昏く、昏く。
”■■■■”:互いの顔すら見えない闇の中。
”■■■■”:「お前達は本質的に孤独だ」
”■■■■”:「我々を食ったからと云って、何が叶えられよう」
”■■■■”:「人一人救えぬというのに」
”■■■■”:風が吹く。心を蝕む風が。
藍畑 相馬:「……叶えたい望みなんてねえっての」また、膿んだ傷口を抉られる心地がした
”青行灯”:「……孤独など、どの道を辿ろうとも味わうものだ」蒼い焔が暗闇に灯る
”青行灯”:「前を見ても、後ろを見てもそれは変わらない……」
”青行灯”:「だから……困ったときは横を見ろ。そこに、俺達がいる」
白槻 椿:「救えないから逃げるのか。一人だから諦めるのか。覚えていないから立ち止まるのか」
白槻 椿:「それとも。相畑相馬、キミはどうする」姿は見えずとも。風は吹く、声は届く。
GM:
GM:
GM:イニシアチブ9
GM:白槻さんの手番です。
白槻 椿:ふーむ
白槻 椿:とりあえず殴るか…影法師さんをよぅ
白槻 椿:マイナーは…サイレン相手だし無しでいいか
白槻 椿:メジャー:必中の弓を使用し、《ペネトレイト》で攻撃。
白槻 椿:対象は”■■■■”。
白槻 椿:妨害なければ判定に入るよ
GM:なし。
白槻 椿:OK、判定の直前に《援護の風》《ウインドブレス》、《砂の加護》《砂塵霊》を使用。
白槻 椿:ダイス+11,達成値+12、ダメージ+16。
白槻 椿:18dx+7+10+12+3
DoubleCross : (18DX10+32) → 10[1,2,2,3,3,3,4,4,6,6,6,7,8,9,9,9,10,10]+9[1,9]+32 → 51
”■■■■”:ガード。
”青行灯”:ダメージロール直前、凍てつく刃を差し込むよ。攻撃力+[1D+12]してくれ
”青行灯”:”青行灯”の侵蝕値を3(→ 3)増加 (75 → 78)
白槻 椿:ありがた
白槻 椿:6d10+11+16+12+1d+1d
DoubleCross : (6D10+11+16+12+1D10+1D10) → 26[6,4,1,5,6,4]+11+16+12+3[3]+5[5] → 73
GM:ヒェ~ッ
白槻 椿:装甲無視
GM:演出どうぞ!
GM:
白槻 椿:暗闇に溶けるようにその姿を変貌させた男。
白槻 椿:いや、マテリアルとしての正体を現したと言ったほうが正しいのか。
白槻 椿:今までの経験が、そしてこの弓が囁く。今のままでは致命傷は与えられないと。
白槻 椿:それにどうやら、藍畑くんが何かしているらしい。
白槻 椿:ならば私…いや私達の役目は。
白槻 椿:―――足止め。
白槻 椿:「あまり濫用はしたくなかったが…仕方あるまい」
白槻 椿:再びマテリアル”左目”を起動。“天之加久矢”に青い光が灯り。
白槻 椿:矢を放つ。いや、矢ではなく―――白い蛇。
白槻 椿:「さあ、奔れ。悪しき未来へ」
白槻 椿:“天之加久矢”に封じられた霊蛇の二匹。
白槻 椿:光でもなく、匂いでもなく、温度でもなく。”左目”の見せる悪しき未来への道筋を追って。
白槻 椿:昏い闇の中でも正確に、”■■■■”を襲い、絡み締め上げる。
”■■■■”:「小癪な.....」霧散し、再構築。
”■■■■”:「白槻の。当主の味は悪くなかった」
”■■■■”:「お前はどうだ?」
白槻 椿:「アレよりは……甘いだろうさ」色々と、と付け加える。
GM:
GM:
GM:イニシアチブ7
GM:藍畑さんの手番です。
青陽:その前に
青陽:加速する刻(GMからいただいてます)宣言、手番を貰います
青陽:マイナーでジェネシフト3d10
青陽:3d10
DoubleCross : (3D10) → 6[1,2,3] → 6
青陽:青陽の侵蝕値を6(→ 6)増加 (64 → 70)
青陽:メジャー無しです
青陽:そして終了前にワーディング宣言
青陽:藍畑君は衝動判定を難易度9でどうぞ
藍畑 相馬:はあい
藍畑 相馬:二回目
藍畑 相馬:同ラウンドだから紡ぎ使えねえわ
藍畑 相馬:思い出の一品使用
藍畑 相馬:3dx+6>=9
DoubleCross : (3DX10+6>=9) → 10[2,3,10]+10[10]+2[2]+6 → 28 → 成功
藍畑 相馬:はい
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 7)増加 (99 → 106)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 6)増加 (106 → 112)
:
:気が付けば、そこは冬の海だった
:風は強く、波は高い
:飛び降りたら間違いなく藻屑となる崖の上には
:男が、一人。
■■:白い着物姿で。
■■:短刀を腹に突き立てる勇気すらなかったのだ、まったくもって笑えてくる
■■:「これが夢の終わり、か、なんともまあ酷いものだ」
■■:「かなえたい願いなど無いと言ったな、君も」
藍畑 相馬:「あんたほど絶望してはないけどな」
■■:「そうか、俺にとってはもはやどうでもいいが」
■■:「……好きな人間ができたことはあるか?」
藍畑 相馬:「………まあないとは言わねえよ」
■■:「そいつのためなら、死んでもいいくらいの」
藍畑 相馬:「そこまでの出会いはないかな、いまんとこ」
藍畑 相馬:「あんたはあったんだな」
■■:「そうか、まあそう言うのが肌に合わない人間もいるだろう」
■■:「ああ」
■■:「…いや、むしろこれは愛、か」
■■:「愛は与え、奪い、その果てに何があっても満足するエゴであり」
■■:「恋は、夢見る物だからな」
藍畑 相馬:「で?エゴに飲まれていなくなるってのか」
藍畑 相馬:「本当に自分勝手だな」
■■:「いいや」
■■:「最後の瞬間まで、愛のために生きたのなら、そこに後悔はない」
■■:「自分勝手など承知の上だ、元より俺一人が勝手に生きて潰れるものでもあるまい」
藍畑 相馬:「あんたはそうでも、あんたが愛した相手はどう思うんだろうな………それ」
■■:「それも承知の上だからこそ、俺はそれを愛だと言ったのだ」
■■:ふ、と笑って
■■:そのまま、彼は、下に消えた
:
藍畑 相馬:マイナーで《骨の剣》
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を3(→ 3)増加 (112 → 115)
藍畑 相馬:メジャーでコンボ「くろぐつな」 《コンセントレイト:ウロボロス》《シャドーテンタクルス》
藍畑 相馬:対象は“■■■■”
藍畑 相馬:妨害なければ判定行きます
GM:なし。
藍畑 相馬:6dx7+4
DoubleCross : (6DX7+4) → 10[1,1,5,5,7,10]+10[3,8]+2[2]+4 → 26
”■■■■”:ガード。
藍畑 相馬:ダメージ
藍畑 相馬:3d10+17
DoubleCross : (3D10+17) → 21[10,8,3]+17 → 38
藍畑 相馬:諸々有効
GM:むむッ
GM:演出どうぞ!
GM:
藍畑 相馬:ざわり、と影は波打つがその身は蛇に転じることはなく
藍畑 相馬:「これはあれだ、“赤”の分な」
藍畑 相馬:漆黒の闇に溶けるように影が蠢き、身に宿した『左手』がその身を捕える
”■■■■”:「温いことよ」
”■■■■”:「次は髄を断ちに来い」
”■■■■”:未だ、健在。
藍畑 相馬:「ああ、………お前以外を殴らなきゃいけないこと思い出したから」
藍畑 相馬:「そいつぶん殴ってきてからな」
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を3(→ 3)増加 (115 → 118)
GM:
GM:
GM:イニシアチブ3
GM:青行灯さんの手番です。
青陽:その前に
青陽:加速する刻煮Ⅱ(GMからいただいてます)、メインプロセスいただきます
青陽:マイナージェネシフト3d10
青陽:3d10
DoubleCross : (3D10) → 18[5,6,7] → 18
青陽:青陽の侵蝕値を18(→ 18)増加 (70 → 88)
青陽:メジャー無し
青陽:メインプロセス終わりにワーディング、3回目の衝動判定をどうぞ
藍畑 相馬:はーい
青陽:で
青陽:判定前に
■■:「白日」(フラッシュゲイズL5)判定D-10、ラウンド1回、コスト3
青陽:これだけ打っておきます
青陽:青陽の侵蝕値を3(→ 3)増加 (88 → 91)
藍畑 相馬:なぜかいままで社会ダイスで判定をするというアホなポカミスをやらかしていたのですが、今回はちゃんと精神でふるぞ!
藍畑 相馬:自動失敗しちゃうよ~、たすけて
白槻 椿:ではその判定にオート:《援護の風》。判定ダイス+6だ
藍畑 相馬:あざっす
藍畑 相馬:思い出の一品使用して
藍畑 相馬:2dx+6>=10
DoubleCross : (2DX10+6>=10) → 2[1,2]+6 → 8 → 失敗
藍畑 相馬:やべ、ロイス切るか
藍畑 相馬:青陽のロイスをタイタス昇華して達成値1d10
藍畑 相馬:8+1d10
DoubleCross : (8+1D10) → 8+7[7] → 15
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 4)増加 (118 → 122)
藍畑 相馬:藍畑 相馬の侵蝕値を1D10(→ 1)増加 (122 → 123)
:
:そして、最後に目を開けると
:そこは桜の木の下だった
:只の桜、とは到底言えないくらいの大きな桜には、ところどころ桃色の光が照らしている
:そして、木の下には
青陽:幽霊が出た
藍畑 相馬:「歯ァ食いしばれ…、クソ馬鹿野郎……!」
青陽:「…嫌ですが……?」
藍畑 相馬:燃えるように煮えたぎる怒りを、思い切り拳にのせて
藍畑 相馬:その顔を
藍畑 相馬:ぶん殴る
藍畑 相馬:「は~………、お前は本当に面倒な奴だよな」
青陽:骨が折れるかと思うほど強く殴られ、頬を抑える
青陽:「……やることやったし帰りたいんですけど」
藍畑 相馬:「このクソ野郎」
藍畑 相馬:「てめえマジで反省がねえ」
藍畑 相馬:「青行灯のが100倍くらいマシだぞ」
青陽:「幽霊に反省も何もありますか」
藍畑 相馬:「それだそれ」
青陽:「省みて正しく生きるべき生かと思えば蓋を開けたらそんなこともありませんし」
藍畑 相馬:「“幽霊だから”を言い訳にしてなにも受け取らねえ」
藍畑 相馬:「お前にとっては誠実なのかもしれねえけど本当に向き合わねえ」
藍畑 相馬:「そんなに人と関わりたくねえのか」
藍畑 相馬:「だったらなんでずっと人のそばにいる」
青陽:「無いですね、そもそもいたのもわからないからせめて記憶戻ってきた時に素行面で後悔しないようにくらいのものですよ」
青陽:「全然その必要なかったですけど」
藍畑 相馬:「へえ…、つまりお前に目の前で飛び込み自殺みたいな光景を2回も見させられたのは俺が悪いのか」
藍畑 相馬:「お前の身勝手さで俺は一回塞いだ傷が開いたんだけどよ」
青陽:「5日前くらいまでだったら後悔してましたけどもうこの段まで来ると知ったこっちゃないですねえ」
藍畑 相馬:「ああそうかよ、じゃああの雲雷とかいうガキのこともどうなってもいいわけだ」
青陽:「あれは……」
青陽:「……ええ、あれで、いい」
青陽:最悪の空模様を見ていた顔は、この時だけは、後悔も何もない顔だった
藍畑 相馬:「お前のために夏を再演してっから殺すとよ」
藍畑 相馬:「俺には一切関係ない話だけどな」
青陽:「……ああ、これは消える前に俺の記憶も消していかないといけないか」
藍畑 相馬:「うわ」
藍畑 相馬:「お前の身勝手さ極まってて引くわ」
藍畑 相馬:「お前のために生きてる相手からお前消してどうすんだよ」
藍畑 相馬:「馬鹿か?……クソ馬鹿だったなそういや」
青陽:「俺だったあんなものとは思わなかったが…」
青陽:「仕方ありません、残業です、少しお付き合いを」
藍畑 相馬:「は、お前に付き合う義理が今ここにきて会話したことで俺には無くなったに等しいけどな」
藍畑 相馬:「俺がお前に付き合うならお前も俺に巻き込まれろ」
藍畑 相馬:「等価じゃねえなら動いてやらねえ」
青陽:「……全部終わったら本当に消えますからね」
藍畑 相馬:「お前の貸しが無くなったらな、心因性の負荷はひどかったもんで」
青陽:「高利ですね」
藍畑 相馬:「精々頑張って返すこったな」
GM:桜が舞い散る。
GM:夏。それは別れの季節。
GM:夏。それは忘却の季節。
GM:夏。それは■■の季節。
GM:夏。それは再会の季節。
GM:夏を越え、春を再び告げる時が来る。
GM:
GM:《不滅の妄執》が解除されました。
GM:
GM:
GM:ラウンド2。
GM:”■■■■”の《不滅の妄執》は解除されています。
GM:青陽の位置はエネミーより10m離れた場所。藍畑さんと同じエンゲージ。
GM:
GM:セットアップ!
藍畑 相馬:ない
”青行灯”:なにもしない!
青陽:無いです
白槻 椿:《限界突破》を使用。《援護の風》を指定し、2回使用可能にする。
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を3(→ 3)増加 (114 → 117)
GM:エネミー側はありません。
GM:
GM:イニシアチブ14
GM:PC優先。青陽さんの手番です。
青陽:マイナーでジェネシフト2dします
青陽:2d10
DoubleCross : (2D10) → 17[9,8] → 17
青陽:青陽の侵蝕値を17(→ 17)増加 (91 → 108)
青陽:メジャー
青陽:「冥符:彼岸華胥」(砂の刃L2+光の手+コンセントレイト:HaL4+マスヴィジョンL6)ATK+34、感覚判定、C値-3、コスト10
青陽:妨害は
”■■■■”:あり得ざる存在:フラッシュゲイズ
”■■■■”:-10個。
青陽:現時点でダイス2個
白槻 椿:ではその判定に《援護の風》《ウインドブレス》
白槻 椿:ダイス+6、達成値+12をプレゼントだ
白槻 椿:白槻 椿の侵蝕値を4(→ 4)増加 (117 → 121)
青陽:ありがたくいただきます
青陽:8dx7+4+12
DoubleCross : (8DX7+16) → 10[1,2,3,4,4,7,8,9]+10[4,7,8]+10[4,9]+4[4]+16 → 50
”■■■■”:ガード。
青陽:6d10+34 装甲有効
DoubleCross : (6D10+34) → 28[5,4,10,3,1,5]+34 → 62
青陽:青陽の侵蝕値を10(→ 10)増加 (108 → 118)
”■■■■”:戦闘不能。
”■■■■”:マテリアル:肺の分離・吸収が可能となりました。
GM:演出をどうぞ!
GM:
GM:
青陽:ふいに、気温が下がる気配がした。
青陽:「おや鉄火場」
青陽:「では急ぎましょうか」
青陽:ぱたり、と一瞬だけ模様の見えない扇を振り
青陽:桜の花弁のような光を扇状に飛ばす
白槻 椿:「おっと、帰ってきたか。……おかえり」淡い薄桃色の光を見つけて。
白槻 椿:そして合わせるように指を振り。先程の白蛇がするりと影の足を絡め取る、今度は逃がさぬよう。
青陽:只人でないオーヴァードであれば、避けられる余地があったものだろう
青陽:が、その目は既に必中の弓師が潰した
青陽:言葉に何かを返すことは無く。
青陽:桃色の光は、眼前の化生を冥界に送った
”■■■■”:「———この―――」躰が崩れ行く。
”■■■■”:「化————け物が―――――!」
”■■■■”:闇が晴れ征く。
”■■■■”:残るのは、マテリアル。
青陽:「……さて」
青陽:「これどうします?」
青陽:主に青行灯に聞いている
藍畑 相馬:「俺もう2個持ってる」しれっと答えて
青陽:「あなたはこれ以上持ったら普通に良くないでしょう」
白槻 椿:「私としてもそれは止めたいところだね」
”青行灯”:「さらっとトンデモ事象が起こってるのに全員受け入れてるの何なの……」死者を見る顔で青陽を見る
小津:「はー死ぬかと思った」
小津:「ご無事ですか皆さん」瓦礫の山から出てくる。
青陽:「おや」
小津:「あ。」
小津:「殴られました?」
青陽:「はい」
小津:「良かったですねえ」
藍畑 相馬:それを聞いては、と鼻で笑う
”青行灯”:「とりあえず白槻、おれは青陽を斬らなくて……いいんだよな?」未だ警戒を解けないままに判断を仰ぐ
白槻 椿:「……さて?」
”事務局長”:「..........なにもするな、三枚舌め...」
”事務局長”:「クソっ、何だこの状態は...」
白槻 椿:「”事務局長”はマテリアルに乗っ取られていたようだが…おっと」
青陽:「切る手間を増やしたことは謝罪します」
白槻 椿:「こちらも生きていたか」
”青行灯”:「処す?処す?」
藍畑 相馬:「そっちには謝罪すんのマジでお前そういうとこだぞクソ馬鹿」
青陽:「その口ぶりからするにあなたが依頼者様でしたか」
”事務局長”:「...雲夏とは会ったか」
青陽:「ええ」
青陽:「もう一度会う必要がありそうですが」
”事務局長”:「奴は」
”事務局長”:「.......”右目”だ」
青陽:「…なるほど」
青陽:「言われたのであればそのように」
”事務局長”:「乗っ取られる前に見たもんがある」
”事務局長”:「...脳髄の男に気を付けろ」
”青行灯”:「脳髄?それもマテリアルか?」
青陽:「……脳髄」
”事務局長”:「マテリアルが人に”成った”」
”事務局長”:「大番狂わせだ。襲名かもな」
藍畑 相馬:「男以外の情報がなにもねえのにどうやって気をつけろってんだ」
白槻 椿:「異化ではなく、人にね…」
”青行灯”:「脊椎の様な半端者じゃなく、か」
青陽:「ふむ」今まで会った人間から該当者がいないか絞り込んでいく
”事務局長”:「............」藍畑を見て黙り込む。
青陽:「……あなた方の目的は」
青陽:「なんです?」
”事務局長”:「図書館警察のか」
青陽:「ええ」
”事務局長”:「至高天の起動、そして」
”事務局長”:「ジャーム、賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)の討伐」
藍畑 相馬:「はあ?」
”事務局長”:「お前達の支部長は、化物なんだよ」
青陽:「…至高天の起動の必須条件は」
白槻 椿:「樋口の討伐…ねえ」ははぁと訝し気に。
”青行灯”:「……マテリアルの起動方法は、マテリアル10個と適格者3人を集めることだ」
青陽:「3人」
”青行灯”:「そして適格者もとい適合者は奇妙なことに既に集まっているんだよ」
”青行灯”:「おれ達だ」
藍畑 相馬:「へえ………徐々に条件揃ってんのか」
青陽:「…人数過剰ですね」
小津:「また殴られますよ?」
小津:「あれ結構痛いんだよなあ」
青陽:「大方、私以外3人で数をそろえようとした、が今回の目的でしょうか」
”事務局長”:「.....」
”事務局長”:「後は勝手に察する事だな」
”青行灯”:「……御親切にどうも」
白槻 椿:「その口振り、まだ知っていることがありそうだが…まあいい」
青陽:「ええ、十分です、ご協力に感謝を」
藍畑 相馬:「マテリアルに操られてたからなのかは知らねえけど、お前あいつに謝っとけよ」と“赤灯篭”の方を顎でしゃくる
”事務局長”:「...判ったよ」
藍畑 相馬:この素直さがあいつには足りねえ…と青陽の方をジト目で睨んでいる
白槻 椿:「さて、話は変わるが」
白槻 椿:「”暴夜書房”として、うちの頭を狙っている不届者を野放しにしていいものかな?」
藍畑 相馬:「こいつに手出したら全面戦争始まったりしねえんすか?」
青陽:「まだ相手には打つ手が複数存在する状況です、この状態での討伐は後々首を絞めることになるかと」
”青行灯”:「……なら、」”事務局長”の肩に手をかける
”事務局長”:「.....?」
”青行灯”:「盤面を綺麗慣らしてみないか”事務局長”さん」「元通りにするのさ、事が起こる前のまっさらな状態に」
”事務局長”:「何を企む”青行灯”」
”青行灯”:「例えば……」伸びている赤こと「”赤灯篭”をという戦力はここに始めからいなかったことに」
藍畑 相馬:「おいこら」
藍畑 相馬:「おっまえなあ、そんなにあいつ気に食わねえのか」
”青行灯”:「違うぞばかたれ。お前の意向を汲もうって事だアホ!」
藍畑 相馬:「おお…?」
白槻 椿:「つまりね、藍畑くん。”赤灯篭”はそもそも”図書館警察”にはいなかったんだ」
”青行灯”:「ぴんぽーん。大正解だ」ぱちぱちと”事務局長”の眼前で手を叩く
”事務局長”:「狡賢いな」
”事務局長”:「.....好いだろう」
”事務局長”:「だが交換条件だ」
藍畑 相馬:「交換条件」
”事務局長”:「くろぐつな。話がある」
藍畑 相馬:「あ?俺に……?」
白槻 椿:「ふたりきりのほうが良いかな?」
”青行灯”:「おーい、要求の途中なんだがなあ」ふてくされながら肩を解く
藍畑 相馬:「なんだってんだ………くそ……」
”事務局長”:「話は終わった。」
”事務局長”:「呑んでくれるな?くろぐつな」
藍畑 相馬:「呑むしかねえもんよこしやがって、とは思ってけどな」
藍畑 相馬:「すぐには無理だ、俺は最上級に混乱してっからな」
小津:「あらまあ大変」
小津:「運命の黒い糸に結ばれた同士ですよ」「いつでも相談してくださいね藍畑さん」
藍畑 相馬:「………しねえよ、まだな」必要が出てくるとしても、あまり持ち込みたくはない
青陽:「では肺は…青行灯が持っている、ということにいたしましょうか」
”青行灯”:「そうじゃなくても貰ってくつもりさ」
”青行灯”:「”事務局長”短い間だったけど世話になった」
”青行灯”:「これは……」肺を掴む「退職金替わりって事で貰っていくぜ」
”事務局長”:「....勝手にしろ」
”事務局長”:「制服は置いていけよ」
”青行灯”:「……チッ。」
”青行灯”:紫の学ランをその場に落とす。(着心地良かったんだけどな)
小津:「皆さんこんなところに長居しないで帰りますよ」
小津:「あーやだやだ。帰って風呂に入りたいです」
青陽:「皴になります」と言って投げ捨てられた学ランを丁寧に畳み、頭を下げてその場を辞す
”青行灯”:「あ、失態が上にバレたくなかったら赤と一緒におれの情報も一緒に消しといてね~」
”青行灯”:「相変わらずバカ丁寧に扱いやがって」「……帰るぞ」
白槻 椿:「事務局長くん、キミは暫く大人しくしておきたまえよ」気絶した赤灯篭を抱え、後にする。
藍畑 相馬:「……決めたらあんたに会いにくる」そう言いおいて踵を返す
GM:闇は晴れた。
GM:真打は去り、大きな土産を置いて行った。
GM:さて、次なる話は如何なるや―――――――
GM:バックトラック!
GM:今回のEロイスはこちら。
GM:《歪んだ囁き》《不滅の妄執》《あり得ざる存在》
GM:たぶんこれだけのはず
青陽:もらいます
青陽:3d10
DoubleCross : (3D10) → 15[6,6,3] → 15
”青行灯”:いらない!
藍畑 相馬:もらっとこ
青陽:青陽の侵蝕値を15(→ 15)減少 (118 → 103)
青陽:等倍
青陽:3d10
DoubleCross : (3D10) → 18[5,4,9] → 18
藍畑 相馬:123-3d10
DoubleCross : (123-3D10) → 123-23[7,6,10] → 100
青陽:青陽の侵蝕値を18(→ 18)減少 (103 → 85)
青陽:5点域帰還
白槻 椿:もらうか
藍畑 相馬:等倍
白槻 椿:121-3d10
DoubleCross : (121-3D10) → 121-29[10,9,10] → 92
”青行灯”:等倍~
白槻 椿:残りは等倍だね
”青行灯”:78-5d10
DoubleCross : (78-5D10) → 78-27[5,8,1,6,7] → 51
藍畑 相馬:100-3d10
DoubleCross : (100-3D10) → 100-24[10,8,6] → 76
白槻 椿:92-4d10
DoubleCross : (92-4D10) → 92-22[3,7,8,4] → 70
藍畑 相馬:5点
白槻 椿:あ、ぎり4点
”青行灯”:となるとおれは3点なのか??
”青行灯”:ルルブ1が行方不明の民
白槻 椿:51は4点
”青行灯”:やった!
白槻 椿:50が3点
”青行灯”:ホントギリギリだった
青陽:Sは…ED時指定させてもらいます…
GM:はい
GM:
GM:
ED1
GM:ED1
GM:
GM:地下から出ると、雲間に空が見えていた。
GM:どこか蒸し暑く、じっとりとした風が肌を撫でる。
樋口:「....おや。」
樋口:「どうだったかな?初めての福猫飯店との接触は」
藍畑 相馬:「………どうも、まあまあ気に食わねえ奴ではありましたけど」
藍畑 相馬:「素直な方じゃねえすかね」
樋口:「判り易い相手ではある」
樋口:「小津君よりマシだろう」
藍畑 相馬:「小津よりも面倒な相手とやり合いたくはねえっすね」
藍畑 相馬:そう言いながらも、まず間違いなく面倒な相手と対面することになりそうだ
藍畑 相馬:という事実から目を背けてはいられないのだろう
樋口:「マテリアルも揃いつつある...」
樋口:「彼は真打を君と云ったが」
樋口:「どうだかね」
藍畑 相馬:「………いっこ、聞きたいんすけど」
樋口:「...構わんよ」今までで一番、
樋口:優しそうな声で。
藍畑 相馬:「あんたは『脳髄』知ってんじゃねえの?」
樋口:「私は縁結びの神」
樋口:「勿論。」
藍畑 相馬:「………………」
藍畑 相馬:「なるほどね、まあ今はそれだけでいいっす」
藍畑 相馬:「もうちょい経ったら、どうせ向き合うことになることくらいはわかるんで」
藍畑 相馬:「そうすね、高みの見物しててくれてると助かります」
藍畑 相馬:「あんたは煙に巻くタイプだしな」
樋口:「運命の黒い糸」
樋口:「君のそれは命綱だ」
藍畑 相馬:「あいつが命綱、信用出来なくて笑えるな」口調は明るく、顔は真剣なまま
藍畑 相馬:「切れるもんなら切ってほしいもんなんすけどね、あんたでも出来ないってことは誰にも切れないってことだろ」
樋口:「良縁だな」
藍畑 相馬:「は、悪縁っすよ」鼻で笑いながら
藍畑 相馬:「あいつと俺は仲が良いわけじゃなくて、悪友って絆なもんで」
藍畑 相馬:「雁字搦めで…お互いに利用しあう、そうじゃなかったらあいつとの縁なんざお断りだね」
樋口:莞爾と笑う。
樋口:「夜は短し...」
藍畑 相馬:「夏はそういうもんでしょ」冬になったら夜の時間は伸びるのだ
樋口:「そうさな。夏は短い」
樋口:「京の夏は厳しいぞ」
藍畑 相馬:「それはそれは…厄介で面倒で大変なことが起こるって受け取っとくわ」
藍畑 相馬:「まったくよ……俺が何をしたってんだ」
ED2
GM:ED2
GM:
GM:がさがさと木々が揺れて、目の前を塞ぐ。
GM:それが止まり...
小津:「おっ奇遇」
小津:頭だけ植え込みから出す。
”赤灯篭”:「きぐー」
”青行灯”:珍しい組み合わせに目を見張る。
”青行灯”:「小津に赤?!」「なんだってお前らがセットでいるんだよ」
小津:「樋口師匠に渡してくるようにと」
小津:植え込みから這い出す。
”青行灯”:「あぁ樋口関係か……」
”青行灯”:暴夜書房に編入されたはずの”赤灯篭”と仮にも福猫飯店所属の小津だ。表向き敵同士たる関係になった二人の接点になるほどと納得する。
”青行灯”:「で?『渡してくる』って何をおれにくれるってんだ?」
”赤灯篭”:「あおいの....」
”赤灯篭”:青行灯の手を握る。仄かに温かい。
”青行灯”:ぞわわっ
”青行灯”:「な、な、なにしやがる赤!?」
”赤灯篭”:「けーる(帰る)ばしょない」
”赤灯篭”:「ひぐちのおじさんがついてけばいい って」
”青行灯”:「はぁ!?」
”青行灯”:「いや俺だって家とか無いぞ??」
小津:「あれですよ」
小津:「ホームレス友?」
”青行灯”:「二話の時の心の声でも読んでたのかこの野郎」
小津:「くくく」「小津の耳は地獄耳」
小津:「早くエラッタ欲しいですね」
”青行灯”:「その長い耳を引きちぎってやりたい気分だ」
小津:「痛いのは嫌いですよ」
小津:「で。どうするんです?」
”青行灯”:「……本気なのかよ」赤をチラリとみる
”赤灯篭”:「じーっ」
”青行灯”:「……はぁ」諦めたかのように三日月を眺め飲み屋街に親指を刺す。
”青行灯”:「昼は暴夜書房にて働いて夜は野太鼓として酒と共に夜を明かす。それがおれの普段の生活だ」
”青行灯”:「ぶっちゃけ寝てない。それでもついて来れるのか?」
”赤灯篭”:「よるはずっとおこされてた」
”赤灯篭”:「へーき」
”青行灯”:「二言はないな?足の様にこき使うぞ?」
”赤灯篭”:「おまえよりつよい!」
”青行灯”:「……上等」眉がピクリ揺れいつも以上の笑顔に
”青行灯”:「ならば問題ない!小津、コイツを引き取るぞ」
小津:「承知」
小津:「いまなら安アパートもセットでプレゼント」鍵を投げてよこす。
”青行灯”:パシリと受け取り指で回す「良かったなお前の住処だ」
”赤灯篭”:「いっしょ!」
”青行灯”:「はぁ~?」明らかに不満顔
”青行灯”:「お前にはおれの為に働いてもらわなきゃいけないんだ」
”赤灯篭”:「わるいやつたおす?」
”青行灯”:「そうだ。だからそれまで倒れられちゃ困るんだよ」
”青行灯”:「まずは養生しろ。こき使うのはそれからだ」
”赤灯篭”:「くくく」
”赤灯篭”:「あおいの やさしい」
”赤灯篭”:「ねー」
小津:「ええほんと」
”青行灯”:「利用価値のあるやつを潰したくないだけだ!」
”青行灯”:「勘違いするんじゃねぇよ!」地団太
小津:「おおこわー」
小津:「ではぼくはこれで失礼します」
”青行灯”:「けっ!用が済んだなら帰れ帰れ」
”青行灯”:思い出したかのように「……あぁそうだ小津」
小津:「はいはい」
”青行灯”:「樋口……樋口さんは元気してたか?」
小津:「えぇ、そりゃもうピンピン」
小津:「猫ラーメン食って空中浮遊してました」
”青行灯”:「そか……」”事務局長”の言葉を振り払う「ならいいや!」
”青行灯”:(あの人に限ってジャームであるはずがねえよな)
”青行灯”:「ラーメンばっか食ってないで野菜も取れよって伝えといてくれ」
小津:「へえへえ」
”青行灯”:「それだけだ。呼び止めて悪かったな」
小津:ひらひらと手を振って去る。
”赤灯篭”:「.....」
”赤灯篭”:「しんぱい?」
”青行灯”:「……心配しちゃ悪いか?」
”青行灯”:「俺を拾ってくれた人だ」
”青行灯”:「せいぜい長生きしてくれねえと……恩が返しきれねえだろうが」
”赤灯篭”:「あおいの」
”赤灯篭”:「えらい」
”赤灯篭”:手を伸ばす。頭に届かない。
”青行灯”:「……」”赤灯篭”を片腕で抱える。手が頭に届く位置に。
”青行灯”:「アパートまで連れてく間だけだ。一回で道を覚えろよ」
”赤灯篭”:「はあーい」
”赤灯篭”:とげとげした異形の黒い手が、柔らかな青い髪に触れた。
”赤灯篭”:こわごわと、傷つけないように。
”青行灯”:その手を拒否すること無い。
”青行灯”:不機嫌な顔はそのままに二つの焔は夜の街に溶けてゆく。
”青行灯”:(……枷が増えちまったな)
GM:
GM:
ED3
GM:ED3
GM:
GM:糺の森。暗闇に行灯が浮かぶように灯る。
GM:”暴夜書房”。古本を集めた手押し車の様な移動販売車。
GM:そばには天狗煙草。そして胡散臭い男が一人。
樋口:「...おや。夜更けにどうしたかね」
樋口:文庫本から顔を上げる。
白槻 椿:「いや何、たいした理由はないさ」
白槻 椿:「暇つぶしの世間話をしにきただけだよ」
樋口:「そうかそうか」
白槻 椿:よいしょと傍の椅子に腰かけ、月を見上げて。
白槻 椿:「赤灯篭の件、相談もなしに拾ってきて悪かったね」
樋口:「いやなに。”白槻”がそう判断したのならば間違いではない」
白槻 椿:「悪いモノではないのはわかっていたからな」
白槻 椿:「とは言え、犬猫を拾うんじゃあない、言い出した責任は取らないとね」
白槻 椿:「まあ主に青行灯くんが」
樋口:「なかなかいい顔をしたと思うがね」
樋口:「......異形なれど、成長はする」
白槻 椿:「それに生まれたてときた、それなら見守るのもまた役目」
白槻 椿:「青行灯くんの元なら、良いことも悪いことも上手く吸収するだろうさ」
樋口:「だろうな」
樋口:「....見届けたいものだが。はてさて」
白槻 椿:「……お前さんのその身体、実際どうなんだい?」
樋口:「霧谷に進められて、検査を受けたことがある」
白槻 椿:「霧谷……たしか日本支部の偉いさんだったか」
白槻 椿:「で、結果は?」
樋口:「侵蝕率250%越え」
樋口:「生きているのがおかしい、と驚かれてしまったよ」
白槻 椿:「それは心臓の力か、はたまた神様としての力かね」
樋口:「さあな...」
樋口:本を閉じ、宙を見上げる。懐から天狗煙草を出して、火を点けようとする。
樋口:「....持ってるかい?」
白槻 椿:「……仕方ないね」
白槻 椿:銀の細工が入ったジッポを懐から取り出し火を点けて。
白槻 椿:そのまま、樋口の口元まで火を寄せる。
樋口:息を軽く吸い、先端に火が点る。
樋口:安穏と煙を吸い、ふわふわと夜風に流した。
白槻 椿:「でもまあ、その話を聞いてある意味納得がいった」
樋口:「ん?」
白槻 椿:「”図書館警察”さ」
樋口:「.............」
白槻 椿:「なんだ、気にしてるのかい?意外だね」
白槻 椿:「それとも他に狙われる心当たりでも?」
樋口:「...”熱帯”という奇書がある」
樋口:「いや。難書と呼ぶべきか」
樋口:「誰もが知っているのに、誰も読めない」
樋口:「読んだことがない。そういう本だ」
樋口:「私はそれを借りている。そして貸出期限はとうに過ぎている」
白槻 椿:「……随分とツケが溜まっていそうだ」
樋口:「うむ。年単位だ」
白槻 椿:「返すアテはあるのかい?」
樋口:「.....」困ったように笑う。
樋口:「そうだな。これを」左胸に手を当て。
樋口:「渡せたら、といったところか」
白槻 椿:「はぁ……」とため息をつき。
白槻 椿:「仕方ないね。そのツケがどれだけ重いのかは知らないが」
白槻 椿:「私にも返す手伝いぐらいはさせたまえよ」と、少し困ったように笑って。
樋口:「いいのかい」
白槻 椿:「お前さんが重みで潰れたら誰が”暴夜書房”を纏めるんだい」
樋口:「...そう...そうさなあ」
樋口:「よし。」
樋口:「河岸を変えよう。奢るから一杯付き合いなさい」
白槻 椿:「へえ、そっちから誘ってくるとは」
白槻 椿:「珍しいこともあるものだね」と、機嫌を良くする。
樋口:「猫ラーメンを食したことはあるかな」
白槻 椿:「いや、噂には聞いていたが」
樋口:「ではそうしよう。場所を知っている」
樋口:「...旨いぞ」
白槻 椿:「楽しみだ」
白槻 椿:そして夜の帳、二人が少し離れて歩き出し。
白槻 椿:「……………黙って死ぬなよ」
白槻 椿:そんな、誰の耳にも届かない僅かな言葉が木々の間をすり抜けて行った。
GM:
GM:
ED4
GM:ED4
:ペンギンが群れを成して泳いでいる水槽の手前。
:薄暗い光しか差し込まない空間は、平日ということもあり、人はいない
:ベンチの上に座り、人を待っている
雲雷:「.........」
雲雷:「も、もういるし」
青陽:「おや」
青陽:「イルカショーは良かったんですか?」
雲雷:「ひとりじゃつまんない」
雲雷:黒のハイネックのワンピース。オーガンジーの裾が光を透けさせた。
青陽:「慣れてくださいよ」
雲雷:「我儘な子はきらい?」
青陽:「……あの人はそれでもいいみたいですが、私は別に」
雲雷:「彼はよくても」「青陽はだめなのね」
青陽:「ええ」
青陽:「ところで」
青陽:「あの人はあなたに全部を忘れてほしいそうですが」
雲雷:俯いて裾を握り締める。
青陽:「…勝手なエゴですけどね、私はあれには依頼を受けるだけの価値を見出しました」
青陽:「不器用で、身勝手だったけど、愛していたのは痛いほど本当だったのでしょう」
青陽:「本当は最後の最後まで幕の中は見せず、と行きたかったのですが」
青陽:「……私が」
青陽:「職務を曲げてもあなたといたい、と言ったら」
青陽:「鼻で笑いますか、あなたは」
雲雷:「静かに抱きしめるわ」
雲雷:「そうして、笑って、」
雲雷:「いっしょに、いつまで、も....」
雲雷:声に涙が混じる。
青陽:「ああもう、涙でせっかくのお召ものが汚れてしまいますよ」
青陽:手拭地のハンカチを渡し、それを拭く
雲雷:「だって、だって....!」
雲雷:「かなわない、とおもってて」
雲雷:「それが、あなたに」縋りつく。
雲雷:「届くかも、しれないのだから...!」
青陽:「…とっくに届いてますよ」
青陽:「桜に幕は幻なれど、あの夏は本物だった」
青陽:「それだけで、十分です」
青陽:ロイス
青陽:雲雷 〇庇護/自己嫌悪
青陽:これで取って即座にSロイスに
青陽:「夕方は高速を少し走ってみましょうか、同じ街に行くとしても、爽快感が違うかと」
雲雷:「花火大会にも行きたいわ!浴衣を着るの」
雲雷:「貴方もよ」
雲雷:「それで、秋は紅葉を見て温泉に入るの」
雲雷:「冬は星を見て、ツリーを眺めて年を越して」
雲雷:「春は、春は―――――」
青陽:「桜を、と言いたいところですが」
青陽:「見せたいものが別にあるんです、お付き合いいただいても?」
雲雷:「...もちろん」
青陽:「貯蓄足りるかな、無ければ夏も秋も庭師をして少し稼がなければ」
青陽:「家も買わないといけないですね、忙しくなりそうだ」
雲雷:右目で見た未来が、目の前に。
青陽:ああ、とても楽しい夏だった
青陽:他の誰にも、依頼人の彼にだってあげるものか
青陽:ごとり、と自販機からサイダーが落ちる
青陽:涙で火照った顔に、冷やしたサイダーを、そのまま当てる
雲雷:「....夏が来るわ」笑う。
雲雷:「貴方に会いにいく夏が来る」
青陽:「これから何度だって来ますよ」
青陽:す、と白手袋のついてない手で彼女の手を取り
青陽:そのまま、手の甲に唇を落とした
GM:
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GM:さァさ、寄ってらっしゃい見てらッしゃい!此れより初まるは摩訶不思議な事語り。
GM:古都・京都にゃ異形が集う。
GM:空には天狗。地には化け狸。街には人々。
GM:全てが全て車輪のように廻っている。
GM:廻る車輪を眺めているのが、どんなことより面白い。
GM:
GM:おっと、気を付けな。どんな所にも…裏切り者はそこに居る。
GM:誰にも気付かれず、悟られず、明かされずそこに居る。
GM:もしかしたら、手前の背後にもう―――――――
GM:
GM:ダブルクロス The 3rd Edition 『再演・百事録』
GM:
GM:緞帳が上がる。手前は高座に上がった。
GM:役者は揃った。
GM:終わるまでそれは止まらない。
GM:百事録は続き行く。
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GM:壱章 「前座」
GM:弐章 「二ツ目」
GM:参章 「真打」
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GM:死章 「 」
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:いつまでそこで見てるんだ。
:お前がいるのは客席じゃあない。
:こっちに、来い。
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